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『恋人失格』の歌詞を考察してみた

どうもこんばんは。こんにちは。ガーリックベイビーです。前回と前々回の記事で僕はこういう曲歌うよ~っていうのを紹介しました。興味あれば是非ご覧くださいませ。

今回は歌詞考察の第1弾ということで選曲に迷ってたんですけど、原点というか、歌を投稿し始めたきっかけの曲を採用しました!

コレサワさんの『恋人失格』という曲ですね。みゆはんさんに提供した曲でMVでは横浜流星さんが出演してます。めちゃくちゃ切ない失恋の曲になってます。コレサワさんといえば、『たばこ』という失恋曲が大ヒットしました。実はこちらの楽曲はそのアンサーソングになっております。ちなみに画像に入りきらなかったんですけど、作曲もコレサワさんです。

本家様↓

https://youtu.be/B-r5fWPWEjU

コレサワさんによるセルフカバー↓

https://youtu.be/3EIHuC5e21k

ガーリックベイビーによるカラオケ歌唱↓

https://www.instagram.com/tv/CQV1W7UphHF/?utm_medium=copy_link

正直アンサーソングなので先に『たばこ』の考察した方がいいんですけど、まだ歌を投稿してない関係で...。すみません...泣

あと、ガーリックベイビーのカラオケ歌唱を聞くとやけに感情入ってるのはなんだ?と思うかもしれませんが、その辺はあまり気にしないでくだはい。噛んでません。動揺してません。気にしないでください!

さっさと考察していこうと思います!

‘’○~○”このかっこの中は歌詞になっております。それではどうぞ!

≪恋人失格の歌詞考察≫

【出だし(Aメロ)】

‘’確かに出て行った
君は泣きそうな顔してた
だけれどやっぱ泣かないんだね
そういうとこが嫌いだった”

出ていったということは同棲していたカップルが想像できるのではないでしょうか。
注目してほしいのは、ただ出ていったのではなく、「確かに」出ていったということです。
「確かに○○だ」と口にするのはどんな時か、事実確認をするのが目的ではありませんね。その後の言葉を強調するものだと考えています。「出ていったのは確かにそうだけど、○○だよね。」といったように、本当に言いたいのは後半部分です。
続く‘’君は泣きそうな顔してた”までが事実確認ですので、この場合は‘’やっぱ泣かないんだねそういうとこが嫌いだった”が強調されていると考えられます。
言い回しから察するに、彼女は泣きたい気持ちをグッとこらえている状態です。同棲するくらいの仲なので、彼氏はこうなることが分かっていたのでしょう。「そういうとこ」がどういった所なのかは先の歌詞で明らかになっていくといった感じでしょうかね。

【Aメロ】
‘’確かに恋人で
君の部屋は優しかった
痩せたいと言いながらいつも
おかしを食べて笑ってた
そういうとこが好きだった”

出だしと同じ構文から始まります。
恋人らしい関係だったし恋人らしい生活をしていたんでしょう。先程と違うのは‘’~おかしを食べて笑ってた”までが事実確認だということ。さらに1つ引っかかる言い回しがあります。「優しかった」の主語が君ではなく、「君の部屋」なんです。解釈し、言葉を付け足すとしたら、「君の部屋(で過ごした時間/雰囲気)は優しかった」ということでしょう。その具体的なエピソードとして、‘’痩せたいと言いながらいつもおかしを食べて笑ってた”なんだと思います。そういう何気ない時間を一緒に過ごせるところが、口では痩せたいとは言うものの食べたいおかしを食べてしまう無邪気な彼女が好きだったんです。
「だった。」でも今は...。

【1サビ】
‘’だけどもう君のわがままを
笑顔で聞けそうになくてさ
恋人失格だって 僕は弱かったんだ
だけどあの頃の僕にとっての
一番好きなものは 大事なのは
ちゃんと君だったよ
信じてくれないよな”

この歌の特徴として、基本的には独り言のように綴られているのですが、感情が高ぶる場面で語りかけるような言い回しになります。最初の‘’やっぱ泣かないんだね”も然りですね。サビではそれが顕著に表れています。
別れた直後だと、幸せだったはずの出来事さえも辛く感じてしまうことありますよね。失恋した経験がある人なら共感できる人も少なくないと思います。彼は精神状態的に考えて、もう彼氏としての自信がなくなっています。好きだったはずの無邪気なわがままも今では笑顔で返すことができない。そんな自分が情けなくなり責めていますね。
でも幸せな時間を過ごせたのは間違いないし、あの頃は間違いなく君が1番大切だった。「(そんな事今更言っても)信じてくれないよな」...。泣くのを堪えて送り出した彼女の顔を思い出したら、そんな事口が裂けても言えませんね。でも分かって欲しい。...彼氏も中々のわがままだったのかもしれません。

【Aメロ】
‘’『ねぇ 一口吸ってみたい』
と僕のたばこ欲しがったけど
あげないよ 君はまたスネて
だけどすぐに甘えてきた
そういうとこが好きだった”

唯一の『』ですね。何を意味しているのでしょうか。前置きで話したように、この曲は『たばこ』という彼女目線の曲のanother storyです。この『』については『たばこ』を聞かないと正直意味が分かりません。この彼女はたばこが嫌いなんです。匂いが嫌いだから吸ったことがありません。ただ、彼氏の好きなものだから共有したい。そういった気持ちなのでしょうか。好きな人が好きなものに興味が湧く気持ちはもちろん分かりますが、匂いが嫌いだということが分かっていたからあげる訳にはいきませんでした。
それをいじわるだと彼女はスネた素振りを見せますが、何事も無かったかの様に甘えてくる。そんな彼女が好きでした。
「好きだった」でも今は...。

【2サビ】
‘’だけどもう君のヤキモチを
笑顔で聞けそうになくてさ
恋人失格だって 僕は若かったんだ
だけどあの頃の僕にとっての
一番好きなものは 大事なのは
ちゃんと君だったよ
信じてくれなくても”

1番のサビとほぼ同様です。
今度は自分の若さを責めていますね。個人的には香水のせいにしようが、妖怪のせいにしようが、終わってしまったものは変えられないので同じだと思ってます。
でも、たとえ信じてもらえなくてもあの頃は君が1番好きだった。それだけは言いたいといったところです。

【Bメロ】
‘’君のキスはいつも短くて
足りない 足りない もういない”

この彼女はキスは短めが好きだそうです。彼氏にとっては少し不満だったみたいですね。
失ってからその大切さに気づくなんてことは往々にしてあることですよね。どうして本当に大事なものに限って、失うまで気づけないのか...。人間の永久課題だと思ってます。失い、その重要性に気づき、思い出す度により欲しくなる。しかしその度にもう彼女がいないことを思い知る。やるせなさが募るばかりです。

【落ちサビ&ラスサビ】
‘’だけどもう君の大好きに
笑顔で返せなくてさ
恋人失格だって 僕は弱かったんだ
だけどあの頃の僕にとっての
一番好きなものは 大事なのは
ちゃんと君だったよ
信じてくれないよな”

心の奥底では欲しいと、そう思っているのにもう戻ることはできない。分かっているからこそのこの歌詞ですね。
1番,2番,そしてラスサビと、後半になるにつれ思いが強く深くなっているのも分かります。わがままやヤキモチというのは正直いい気分にならない時もありますよね。人によると言われればそれまでですが。ただ、最後には「大好き」に対して笑顔で返せなくなっているんです。人からの好意が嫌に感じるなんて相当病んでますよね彼。まあこれも実際に言われてる訳ではありません。もう君と笑い合うことができないという悲しみを歌っているところですから。
そして
1番では「信じてくれないよな」、
それでも分かってもらいたい。
2番では「信じてくれなくても」、
それでも言わせて欲しい。
ラスサビ「信じてくれないよな」
元には戻れない(確信)というように感じます。

【Aメロ】
‘’確かに出て行った
君は泣きそうな顔してた
だけれどやっぱ泣かないんだね
そういうとこが嫌いだった
そうさせてた僕が嫌いだった”

出だしと同じ歌詞です。同じ歌詞ですが内心は全く違うのではないでしょうか。
「そういうとこ」がどんな所かもなんとなく分かりましたよね。痩せたいって言いながらおかしを食べるような自分に正直で素直な彼女なのに、拗ねた素振りを見せるけどその後すぐに甘えてくるような可愛げのある彼女なのに。肝心な時に泣くのを堪えたように、自分に素直にならないわがままに物を言わなくなる。変な気遣いをするところが。最後の最後に本心を潰してしまうそういうとこが。嫌いだった。
そして最後に核心をつく一言で締まりますね。彼女の嫌いな所は普段は見せない部分でした。どうして、何が彼女をそうさせるのか、考えてみるとどれも自分のせいだと気づいたんです。泣きそうになるのを堪えて黙りこくっていたのは彼氏のことを思ってのことだった。それを心のどこかでは気づいていたんでしょう。最初からその意味を含んでいたとも考えられますね。

≪第1弾を終えて≫
いかがでしたか?
元々知ってたという人もより深く歌詞を考えられるようになってくれたら嬉しいです。
この曲には思い入れがあり、視点主である彼氏に自分を重ねて歌っていました。
今後気軽に歌えなくなっちゃいますね笑

歌詞とは別に曲の特徴についても触れておきたくて、
『たばこ』は
Aメロ→Bメロ→サビ→Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→落ちサビ→ラスサビという構成です。Jpopの主流って感じですね。

それに対して、『恋人失格』は
Aメロ→サビ→Aメロ→サビ→Bメロ→落ちサビ→ラスサビ→A(?)メロという構成です。

僕はこの構成にした理由について、彼女との思い出を振り返っては自分が嫌になり、より深く気持ちが入っていくというジレンマを表現しているんじゃないかと考えてます。

この辺を踏まえて、もう1度聞いてみませんか?僕がめっちゃ感情入ってたのもちょっとは理解していただけるかと思います!

ガーリックベイビーのカラオケ歌唱↓


≪最後に≫

僕が感じたのはこんな感じだったですけど、読んでくれた方も是非感想でも考察でも落としていってくれたら嬉しいです。ガーリックベイビーの歌詞考察、次回は月曜日の投稿になります。ご愛読ありがとうございました。

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