全宅ツイ不動産チンパンジー情報 第68号
【特集】生きるチカラ「俺たちの貧困」
あくのふどうさん(以下、あくの):今回の全チンは「生きるチカラ」特集の第1回です。
はとの名は(以下、はと):よろしくお願いします!
テツクル:よろしくおねがいしますー!
あくの:まず、タイトルの「生きるチカラ」とは何かということなんですが、実はあるエクイティの偉い人が全チン読んでくれてまして。その人から「『週刊SPA!』は金と女と貧困のライフハックをぐるぐる回してる。だから全チンでもそれをやればいい」ってアドバイスを頂きまして。
あくの:それでこれをポストしましたところ、現代社会をサバイバルする能力=「生きるチカラ」に恵まれたお二人が飛びかかってきたのでご招待させていただきました。
テツクル:ぼくの出番です、このテーマ
はと:お金isマネー
あくの:完全に我々向き
はと:人生や動機がお金主導すからね
あくの:それでは、ちといくつかテーマを作って来たので、それを元に進めていきましょう!
テーマ①「なぜ『生きるチカラ』がついてしまったのか」
あくの:最初のテーマはこれです。我々はなぜこんなにもお金が好きなのか。そこには生い立ちが関係しているのではないでしょうか。というわけで、はとさんってどんな家庭で育ったんですか?
はと:僕は父が無職の野蛮人、母はホステスでした。父は雀荘とかいかがわしい店を開くこともあったんですが、大抵失敗しては借金作って母が返してました。家族4人で全財産3万の時もありました。子供料金で電車に乗れる僕が親戚周りして金借りに頭下げに言ってました
あくの:ごめんなさい
はと:えwwww
あくの:いや、なんかいきなりすごいのきちゃったんで、口が急に謝っちゃいました…
テツクル:ようすけさんが好きになってきました…
はと:金がなくて家族で旅行行った事もなく欲しいものはお願いできませんでした。ようやくスーファミ買えたときはみんなプレステに移行してました。その頃のことはnoteで書きました
あくの:初速出すぎました。テツクルさんはどうだったんですか?
テツクル:ぼくは学生の頃はお金に困ったことないんですよ。その頃ちょうどビンテージジーンズが流行り出して、ホットドックプレスとかに載ってるジーンズが数万とか数十万とかしてたんですけど、川越にある『マルカワ』ってジーパン屋の山積みワゴンの底のほうにビンテージが埋まってたんですよ。それ掘り起こして転売するだけで毎週10万以上稼げました。あと、当時は学生服の上着脱げばパチンコ屋に入れたんですけど、叩くとお金が出てくる台があったんですね、サンダードラゴンっていうんですけど
はと:テツクルさん生きるコンプラ違反かな
あくの:わかります。私もジーンズが高かった時代に学生やってました
はと:皆さんの商才はセドリからなんすね
あくの:はとさんは学校とか行ってたんですか?
はと:学校は高校まで。奨学金貰ってたんすけど、それを生活費として使いつつ週5バイトして家に10万入れてなんとか生活してました
はと:あくのさんは学生時代は割と裕福でしたか?
あくの:大学生の時までお金持ちの家庭だと思いこんでました
はと:何か切ない展開がありそうな文章ですね
あくの:その4年後に実家が爆発したんで
はと:笑うwwww
はと:やっぱ10代から20代前半にお金ない人生だと人格形成に影響あるのかな...
あくの:あると思いますねー
はと:やっぱりありますよね。未だに僕は1万以上の物買えないんすよ、躊躇しがちです。女の子の店には5万とか払えるのに...多分モノを持つのに躊躇するんすよね..。「こんな俺が数万するモノ持っていいのかな」って
テツクル:ぼくも子持ち家族を爆発させてしまったこと何度もあるので、なんかすみません…
あくの:いまだに鮮烈におぼえていることがあって、大学出た後に家追い出されたんすよ。で、その時に賃貸物件探して申し込みするじゃないですか。連帯保証人は父親ですよね
はと:そうですね
あくの:年収欄あるじゃないですか。電話するじゃないですか。「はっぴゃくまんえん」って言われたんですよ
はと:いいすね
テツクル:高年収
はと:素晴らしいあくのパパ
あくの:まあ、いまだと税効果とか法人にお金残してるとかなんだろうなって思えるけど、うちは裕福だと思いこんでたので「少なくない?」っておもっちゃったんですよ。重ねて言いますけど爆発の4年前です
テツクル:日常が裕福だと少なく感じちゃうかもですね
はと:一般的な感覚から言うと今もエリートですよね
あくの:もっとあると思ってましたからね
はと:じゃ爆発までは割と裕福だったんすね
あくの:そうですね。この時点では「生きるチカラ」は全く持ち合わせていません
テーマ②「社会人最初の就職」
あくの:就職活動されたことありますか?
はと:父親の借金とかが落ち着いた頃に就職したんすよ。デューダ見て、賃貸の正社員として入ったら1ヶ月後に業務委託(フルコミ)と聞かされたので、夜にワタミで大学生に怒られながらバイト掛け持ちしてました
あくの:ごめんなさい
テツクル:いきなりフルコミ!
はと:「世間は就職氷河期とか言ってるけど、内定って簡単に取れるな。世の中チョロい」と思いました。死にます
テツクル:ぼくは埼玉の西のほう出身なので、東京といえば池袋だったんですよ。六本木とかTVで見る世界で憧れるじゃないですか。で23歳のときランクル売って引越し代作って六本木のバーに就職したんです
はと:おー。すごい
テツクル:で、就職して3ヶ月で店長になって、半年でオーナーが「お前にこの店売ってやる」って言い出したんです、1000万で。テンションぶち上がるじゃないですか、1000万も分割でいいって言うし
あくの:キラキラしてる
テツクル:でも、店が入ってたのが桃源社ビルで、既に競売申立てされてて、債権者が落札したんですよ。そしたらコワモテが今までの家賃払えって。3年分くらいありました。オーナー供託してなかったんですよ。で、オーナーに相談したら「よし、夜逃げだ」って。でも1000万は払えって。お前買ったんだからって。これがぼくの最初の就職先です。
あくの:ごめんなさい
はと:ごめんなさい
あくの:なんで飲食とかスポーツジムやる人ってすぐに1000万単位の借金引き受けるんですか
テツクル:1000万くらい余裕と思っちゃうんですよね。根拠ないんですけど
あくの:思っちゃうんだ
はと:若さ凄いな..。金利はいくらすか
テツクル:分割払いだったので金利は取られなかったですね
あくの:無知なだけで良い先輩だった
はと:でも20代でいきなりマイナススタートはキツいな..
あくの:20代前半で1000万って天文学的数字ですからねー
テツクル:10万以上預金があったことがありませんでした
あくの:わかります
はと:わかります。あくのさんはどんな感じすか?
あくの:大学出た後に家を追い出されたんで、とりあえず食い扶持見つけなきゃ、と思いまして。給与が高いパチンコ屋、時間がある図書館、バイト募集してた不動産屋のどれかから選ぶことになりまして
はと:爆発して追い出されたんですか?
あくの:いや、これは父親に追い出されただけです…
はと:まだ爆発してない
あくの:まだしてないです。爆発するのはこの4年後です。ただ、このあたりから母親が「もう一年給与もらってないからお金がない」とか時々言い出すようになってました
はと:暗雲がw
あくの:学生だとこの辺の理解が難しくないですか。「父親は社長なのに給与もらってない?だから家にお金がない…?どういうこと?」って
はと:不動産屋さんはバイトからなんですね。賃貸ですか?
あくの:そうですそうです。バイトでカウンター営業とか雑用でパシられてました。代表者はいつも俺の不動産論を連呼するけど、社会保険とか1ミリもない会社でした
はと:カタカナ不動産屋ですね。同じだwwバイトを経験して別の不動産会社に就職したんですか?
あくの:バイトで入って、あとから正社員にしてもらいました。正社員になったあとも社保なかったけど
はと:街場の不動産屋さんだったんすね
あくの:ええ、モロに
テツクル:あくさんの不動産デビューはみんな興味あると思うんですよね。
はと:賃貸案内してたんすね。知らなかったです。本命のAD物件案内してるヤングあくのさんイカす
あくの:いや、もっとゆるゆるでした。誰も何も教えてくれない会社で、店長が1ヶ月後に結婚するから辞めるっていうし…
テツクル:いきなり色々ハードですね…w
はと:カタカナ不動産は2日目には決めてこいって言われますからね...。OJTないんすよ
あくの:ないすね。1ヶ月後重説を読んでました
はと:ふいた。主任者証じゃなくて免許証出したのかな
テツクル:わらう
あくの:給与は17万円くらいだった気がする。なんか、みんな最初からもうヤバい感じしてますね
はと:やっぱ新卒で大手入らないとダメすよ。基本も何もなく、いきなり戦場にいくみたいなもんだもん。死にますよ普通は
あくの:わかります。大手に勤めてて実家暮らしの友人たちがうらやましかったです
はと:泣いた
テツクル:ちゃんと勉強すればよかった
あくの:ほんとにそれですね…
はと:今から青山に行って大手から内定もらう人生に転生したい。冒険初めて街に出たらいきなりラスボス現れるみたいな人生辞めたい
テツクル:スライムから経験積みたいですよね…
はと:学歴って大事ですね
テツクル:学歴、ほんと大事ですね
テーマ③「初めての消費者金融」
あくの:みなさんのインフラ消費者金融です
全宅ツイにご感心ご興味いただきありがとうございますウホ。皆様のご支援のおかげで楽しい企画が続けていけます。これからもよろしくお願いします。