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Sekiroとかいうリズムゲー【ゲームレビュー #1】

【ゲーム概要】

〇タイトル:Sekiro: Shadows Die Twice
〇ジャンル:アクションアドベンチャー
〇プレイプラットフォーム:Steam
〇デベロッパー:FromSoftware

【はじめに】

 デベロッパーのFromSoftwareという名前からピンときた人も多いと思います。

 そうです! FromSoftware、この会社は彼の有名な死にゲーであるDARK SOULSなどを制作した超ドS会社(偏見)です!

 プレイヤーを色々な方法で殺す為にニヤニヤしながらギミックを考えたに違いありません!

 今回はそんなFromSoftwareが制作した最強の死にゲーであるSekiroをレビューしていきます!

【死にゲー×リズムゲー!?】

 今作もFromSoftwareの御家芸である死にゲーなのですが、多作と圧倒的に違う部分があります。

 それは何と言っても”リズムゲー”要素!

 は? 天下のFromSoftwareがリズムゲーだと? と思う方も多いと思います。

 それもその筈、死にゲーとリズムゲーは結んでも結びつかぬ物だからです。

 リズムゲーは誰でも楽しめる、やって楽しい見て楽しい聞いて楽しいと、三拍子の揃ったゲームです。

 一方我らが死にゲーはと言うと、ゲームオーバー画面がデフォルトの敷居の高い血生臭いやる気もなくなるし時にはイライラすると、とても他人に軽い気持ちで勧める様なゲームではありません。

 どっちかと言えば、プレイするのはゲーム玄人といったイメージですが、それは間違っていません。

 正直、小さい子どもがSekiroをプレイしていたら色々な意味で引きます。

 とまあ、話が少し逸れましたがSekiroのどこにリズムゲー要素があるか語っていきますよ~。

【今作のリズムゲー要素”弾きシステム”】

 今作にも様々な強敵たちが登場するのですが、彼らは二種類のゲージを持ちます。

HPゲージ

 一つ目は、従来のゲームと変わらぬHPゲージ。

 横に伸びる赤い線を左上のストック分(画像は二個分)削れば倒せます。

 しかし! HPゲージを削って倒すのは、今作の正しい倒し方では全くありません!

 
実際に私も今作をしっかりクリアしましたが、HPゲージを削って倒した敵はいません!

 じゃあどうやって倒してきたのか、では行きましょう。

 今作の実質的HPゲージであり、今作の最大の楽しいポイントである体幹ゲージ弾きシステムに!

体幹ゲージ

 二つ目のゲージであり、実質的なHPゲージである体幹ゲージ。

 今作の肝であり、体幹ゲージを制する者がこのゲームを制するとまで言われます。

 体幹ゲージはHPゲージの様に攻撃では減りません(正確には減るが、効率が非常に悪い)。

 では最強に効率良く体幹ゲージを減らすにはどうするか。

 答えは”弾き”です!

 弾きのやり方はとても簡単で、

 敵の攻撃が当たる直前にタイミング良く、

弾き!

 ガードする!

 タイミング良く、

弾きッ!!

 ガードするッッ!!!

 
そしてゲージを、

 削って、

 削って、

 削って、

 削って、

 削るッッッ!!!!!

 すると、敵の心臓部が赤く光ります。

 これは敵の体幹が削れて隙が表れた事を表しています。

 今がチャンス! 速攻剣をぶっ刺して倒しましょう!!

 そうする事でHPゲージを削る事無く、敵のストックを一つ削り取る事ができます!

【Sekiroでの戦闘の極意!】

 従来の死にゲーでは、敵が攻撃してきたら避けてチクチクと攻撃していく物が多いと思います。

 が! 今作は違います!

 先述した体幹ゲージですが、こちらが攻撃や弾きをしていかないとドンドン回復していきます。

 つまり放っておけば、ゲージは満タンという事です。

 私はここから製作者の意図を完全に読み取りました。

 いや、感じ取りました!

 
つまり今作は今までのチクチク攻撃する死にゲーとの決別、全く新しいジャンルの死にゲーの誕生という事です。

 敵の攻撃を躱してチクチク攻撃するのは終わりだ!

 敵の攻撃は弾けッ! そして体幹を崩して一閃を叩き込め!

 攻撃は避けるんじゃなく、受けに入って弾いてこい!!!


 製作者はきっとこういう気持ちでSekiroを作ったことでしょう。

 今作での戦闘はまさに死闘!

 目まぐるしく変わる数々の状況で敵の動きを読み、攻撃が来るなら弾きに行き、こちらのHPが少なくなったら十分な距離をとって回復をし、また体幹を削りに行く。

 敵の動きはとても素早く、初めは絶対に倒せないと思ってしまいます(私は火牛と獅子猿で諦めかけた)。

 しかし奴らには必ず攻撃パターンがあります。

 何回も殺されていく内に、

「あ、このモーションの後は〇〇だ……!」

 という”読み”が出来るようになります。

 あきらめずに奴らに立ち向かってみれば必ず勝てる時が来ます。

 とりあえず五十回死ぬ事がスタートラインです。

 私はもう何千回と殺されています。

 しかしどの死闘も最後には絶対的な達成感と共に、敵の死体を見下ろしていました。

 ハラハラするスピード感のある死闘を味わってみたい方、是非やってみて下さい。




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