農業ではなく農村
徳野貞雄先生は泉州の生まれ育ち。高校の同級生はやしきたかじんと堀内孝雄と言ってた。熊本大学なのに私と先生は関西弁で話す。
フィールドワークと調査で阿蘇や霧島にグループで赴いて調査。座学(講座)もおもしろかったが、調査がおもしろかった。
九州のムラは姫路あたりの田舎とは違う。考えたら兵庫県の播磨エリアと熊本県で人口同じくらいだし、播磨には1000メートル超える山も火山もないから文化はかなり異なる。
私が高校を卒業したときムラの青年団が入団を誘ってきたので2年間在籍した。まだ1990年前半にはうちの200戸に満たないムラに青年団かあり、青年団活動するくらい人がいた。
熊本に来たらそんなものは聞かなかった。参加してないが、何しろ熊本市の青年団がひとつの単位で10~20人らしかった。(2000年ごろ)
まだ若者がムラにいた時代。そりゃそうだ。団塊ジュニアがムラで若者だったんだから。
大学の徳野ゼミのフィールドワークと自分の実家のムラを見ながら、都会とか海外で働くことを考えていたのが、田舎暮らしって悪くないと真面目に考えていたのが1990年代後半の大学生のとき。
それでも私は文学部だし、実家は農家でもなんでもないので「農業する」なんて考えは欠片もなかった。
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