有機農業研修生時代2006~初年度は葉物野菜から
Kの野菜は葉物野菜からスタートした。のちのち、根菜や果菜もやるが、当初は葉物だけだった。
主に水菜と小松菜。
一般的ではない栽培のやり方で、今はもう見かけない、2006年でも機械は廃盤になっていたコバシのソイルブロックシステムを使っていた。
写真がないので分かりにくい。
2023年にGoogleで検索しても出てこないし、似たような機械もない。
プロセスを言えば、ミキサーにピートモスと赤土、堆肥、石灰と海藻肥料を入れてまぜて、水をまぜる前ににがりを入れて、適度な状態になるとベルトコンベアに流して、5列ずつのソイルブロックを作り、それを稲作用の苗箱に並べ、一枚の苗箱に200個のブロックをつくる。
これをミキサー一回転で8から9枚。
ソイルブロックには穴が空いていて、そこに2・3粒ずつ葉物の種を手まきしていく。
まき終えたらバーミキュライト(軽石の粉)で覆土し、蓋をして2日から3日、芽だしをしたら蓋をとり、2~3週間で苗を育てる。
その間に収穫を終えた畝を片付けて、苗ができたら施肥をして、そこに10×15センチ、1畝に7条植えで苗をおいて、定植し、定植したらミストエースでビニルハウスの両側から散水して完了。
灌水は朝夕行い、定植してから季節によるが1月~2月で収穫していた。
研修当初、初年度は作業を覚えるだけ。ソイルブロックがなぜこの配合なのかや、ハウスの施肥の内容も言われるままやるだけで、なんでこうなるのかは考えることはなかった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?