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ガールの恋から退かなければ、ボクらはまだ燃える。

時間においてゲテモノ喰いなボクは、珍味な過ごし方がいささか好きなのです。

ボクは24時間営業のスーパーに勤めており、23-08がシフトなので休憩時間は午前4時です。そんな明朝に、バックヤードに併設されたトイレで用を足しながら「音姫」を鳴らしている瞬間が、虚しくて寂しくて逆に好きだったりする奴です。
裏には誰もいないのに鳴らすのは、恥ずかしいというより、配慮のつもりなのです。もし他の従業員が来て仕事中にそれを聞かされると嫌な思いをするだろうと。
終えてトイレを出たら、やっぱり誰もいないけど笑

衛生・品質管理の点から、店内はこれでもかと冷気に充たされているため、ウチの夜勤の休憩時間の過ごし方といえば、ガクブル震えながらストーブに当たるのが通例です。
この冬、店内でアイスを買って裏で食うのはボクだけでした。それもまた俯瞰で見た「乙さ」を味わっているんでしょうね。



アイスの品出しはボクの担当です。実はアイスはそれほど好きではないのですが、やはり日々見ていると食べてみたくなるもんです。そして勤め始めてから出会ったのがSof’(ソフ)というアイスでした。見た目から入り、味が好きで、結果それしか食べなくなりました。カフェオレ味が好きです。…ほんとは最近は新味ストロベリーに浮気してますが。↓参考資料

「休憩時間にアイスやソフトクリームは遠慮するけど、これならちょうどいい」というのが、ボクが性懲りも無く食べ続ける理由だそうです。
それから食べ方なんですが、ちょっと溶けてからが好き。休憩始まって15分くらいはボーっとアイスの変化を待っています。するとクリーム感が増すので食べやすいのです〜。

みのあるレビューはアイス好きでないボクにはこれ以上難しい…orz
逆にアイス好きじゃない人が食べられる、と言い換えておきます。
まあゲテモノ野郎ではネガキャンにさえなりうるので…。

話は大きく変わり

先日Twitter上の人気な投稿の中で、気に入ったものがありました。

すでにホリプーさんのこのツイート及び漫画は、ネット界隈で大きく広く取り上げられているのでご存知な方も多いと思います。

※以下この話なので、頼むからリンク開いて読んでくだせえ!
そしてここに戻ってきてね!!(懇願)

……引っ張り合いで勝てるわけないのですが、ホリプーさんに興味を持ってくれる人が増えれば結果オーライなのです。


僕としては
なんかいいなぁ、なんかスキだなぁと読むのがふさわしいように思ったり、
ときめき、ドキドキ
姿形は変われど、それ無くして恋はなんてあり得ない、とさえ人は感じるのかな?なんて少し思い耽ったり、、

なんてのは嘘っぱちで
「この人の描く女の子かっわいー!!!」

がほぼ全てでした。
そして脊髄反射で著者のホリプーさんを調べ始め、なんと似顔絵を快く描いてくださるような方だとわかり、俄然ファンになりました。

※早計な方が現れるのは本望ではないので述べるのですが、リプ感覚で頼めば無差別に超絶ハイクオリティな自分の似顔絵が返ってくるなんてことは絶対にないので、とりあえず早まらないでください。

ほんとは似顔絵についてのnoteをホリプーさんが書いていらっしゃったのですが、時系列としてはそれはすでに古いもので今現在システムが変わっています。ここに貼らないのはそれが理由なので(誤情報になりかねない)、ご自身で調べる際は以下のツイートが最新版の情報であることをご理解ください。

と、さんざ釘を刺すような言い方をしておきながらも、ボクだってとんでもなくホリプーさんに似顔絵を描いて欲しかったのです。
だって、とても好きな絵柄のその世界観で自分が描写されるなんて、この上なく幸せじゃないですか。

そして何よりアイコンを欲しているタイミングでもありました。
ボクは創作活動をしようとしている最中なのですが、今様々なアカウントに設定している画像が、殺伐としたエンブレムで好ましくないなと思っていたのでした。顔があるほうが人間味が出てフォロワーやリスナーが着きやすいよね……なんて悩んでいた、そんな矢先にそんな流れ星が目の前にちらつけば、そりゃあ食いつきますよ。


しかもまあ奇遇というか、やっぱりただそれだけのことなのだけどね、↓


このホリプーさんこそが、ボクの昼食(AM4:00)の役割を担うSof’(ソフ)のパッケージデザインを描いていらっしゃったのです。(コンセプトやネーミングまで)

それを知ったらもう

あー恋だわコレ。

そりゃ十分ときめきますよ笑 

それでも上にもある通り依頼自体は休止していると知り、悔しくもあったのですが…ファンクラブに入りさえすればチャンスは有ると知り、即座に入会に至ります。

これはボクの持論ですが、恋とは忙しいモノなので、ノホホンと生きていては恋の時間軸に割り込むことは難しいのです。なのでいつもスキを実現したいとき自分に強く言い聞かせます。


 恋をするなら走れよ自分。頭を働かせて、挑め。

そして入会から割とすぐに、ファンクラブの似顔絵特典の呼びかけがありまして……高ぶるじゃないですか!?

ちなみにボクが入会したとき41人という会員数だったことと、
「前回までに描いた人は今回はご遠慮ください」とのことだったので、
総数の一割減くらいの人たちとの競争が見込まれました。

競争?

競争です笑
アイドルのライブのチケット争奪戦を思い浮かべてもらって構いません。

CHIPとはファンクラブを誰しもが作れるというiOSアプリなのですが、「ホリプーさんの似顔絵」というチケットは激プレミアなんですよね。会員の中からひと月・おひとり様。(変動の可能性等ボクは言及できませんが、少なくとも現在は)。そして狂おしいのが

その当日、CHIPにてホリプーさんのタイミングでゲリラ的に更新された投稿に対し最初にコメントした人に、似顔絵の権利が与えられるという気まぐれさ。
だけども、前月までのログを見てたんですが、どれほど急なタイミングでチケット記事が投下されようと凄まじい速度で返信がつくという、殺到するという結果でした。ファンクラブとはかくなるものか…と。

すごく多分の話、CHIP内でこういう使い方をしているのはホリプーさんくらいなのですが、月額100円ぽっちでそのチャンスと対峙できるだけで相当優しいぞ、とも思いました。

獲るぞプレミアチケット。

しかしボクには一抹の不安がありました。実は決戦当日、見事に夜勤だったため、日付が変わった途端から朝8時までは参加さえできないという足枷を着けていたのです。
しかもCHIPはiOS専用アプリ。Android派のボクは昔使っていたiPhoneSEを引っ張り出してきてでも入会していたのですが、今はwifi環境がないとアプリも起動できないため、実質帰宅するまではお手上げでした。

頼むから日付変わりたて、とかやめてくれ
一日は長いんだ楽しもうじゃないか
ボクを描いてくれ給えよ


などなど身勝手で悶々とした気持ちを浮かべたまま、ボクはその日も願掛けがてらSof'を頬張るのです。今日一日中はごゆるりと溶けるスイーツ一色に染まっていたいと思う、そういう日でした。

そして一目散に帰ってからまず、まだ更新されていないことを確認します。
大きく安堵したのもつかの間、いよいよiPhoneとのにらめっこが始まりました。
いや、それくらいなら他のクラブ会員もしていたはず。日曜日とはいえ、月に一度のチャンス、それくらいの代償は支払う猛者ばかりだと察していました。

なのでボクは準備を始めます。
「更新されたことを意味するCHIPからの通知は、等しく誰のiPhoneにも届くだろう。ならばそこからの速さ勝負だ」と。

1.“CHIPでコメントする”練習をする

 そのままのことです。アプリ起動→マイページ・ホリプーノート→最上段に表示されるであろう該当記事を開く→コメントボタンを押す→コメント→送信
ひたすら練習しました。
CHIPにとっては、ホリプーさんの使い方も一つ、初めての試みかもしれませんが、「コメントの練習」をしている輩も想定外の存在ではないでしょうか笑
いやもしかしたら、前月までにもボクと同じ特訓を積んだ人はいたかもしれません。が、ボクと同じだけ200数回繰り返した人はいないのではないでしょうか。

2.コメント入力対策を練る

勝利条件のコメントですが、「はい!」がこれまでの一等賞が残した足跡なのです。ボクが現在使用するAndroidとiPhoneSEのサイズはPCキーボードと電卓くらいの間隔の違いがあり(大嘘)、例えコメント入力画面まではぶっちぎったとしても、「は」と「ああ」と「、、、、」を押す必要があります。

ボクはフリック入力ができません。おそらくホリプーファンの中に現役女子学生のようなスマホネイティブな人がいれば、ボクなんぞ瞬殺されることは予想ができました。

なのでとりあえずユーザー辞書で「あかさたなはまやらわ」の全てに🙋‍♂️を登録し、予測変換の先頭に来るようにしておきました。それくらいはスマホ原始人にもできました(それだとネイティブと同義か)。さすれば、慌ててコメントフォームを開き、例えどの文字に触れたとしても🙋‍♂️が出てくるのです。

これまでの「はい!」というお利口な返事に比べ、かなりグレーじゃね?ずるくね?と自分でも思ったのですが、逆に「はい!」をボクと同じく全頭文字に登録しておけば、それこそ文句なしに素早い返信ができるので、その条件も一緒かなとひっそり仕込んでおりました。

以下の動画はマジで見なくていいです。乙姫の着信音聞くほうがましです。


兎にも角にも、ええ本気です。
ほんとはもっと事細かな準備をしておったのですが、もうしつこいので割愛して…

結果ボクが似顔絵を描いてもらうことになりました。九時間ほど待ったのでしょうか。

さらっと書いてますが、まあ、夜勤明けのまなこで寝たり起きたり判別のつかない状態で緊張を保ちつつ、気がつくたびにコメントの練習を行いつつ、いよいよ夕方五時に鳴った一件の通知に練習通りコメントできたのは、ここまでやったという自信があったからかもしれません。

それより何より、その日一日のどこで来るかもわからない通知を待つって

このドキドキは恋だろ、恋っ。 

ボクとしては、ホリプーさんが漫画にした題材を体現するためのファンクラブなのではないかとさえ思えました。たいそうなモテ男でござんして……。

幸運にも今月はボクが選ばれた形だったがために記事にしていますが、もし溢れていた側だったら、来月まではホの字を見るだけで悔しさがぶり返していたことでしょう。

実際薄氷を履むような激闘だったので(クラブ会員の方はその意味がわかると思います)、喜びを露わにしにくかったりもしています。一応、ボクがコメントした瞬間にはボクの🙋‍♂️だけがコメント欄に表示されたのを見て、安堵しきっていたら実は…というのがボク側の視点でした。コメントが早すぎて反映処理にタイムラグが生じたとか、ボクのiPhoneの電波状況が終わっていたとか、思い当たる節はあるのですが。。

などと、大なり小なり言い訳じみた記事でもありますが、この熱狂ぶりだけはお伝えしたかったのです。ひと月にひとりぽっちという言い方より、ホリプーさんとバッチリ周波数が合ったときだけ叶う恋が、ここにはあるのです、と。実際、その人のために似顔絵を描いてもらえるのだから決して過剰な表現でもないわけです。

いやー長いようで短いドキドキでしたが、身骨に残るものでした。

大げさかもしれませんが、相手が人であれ物事であれ、惚れた腫れたでいる間というのは、図らずともそこに時計があるのかもしれません。そして、スキが脳裏に焼き付いて文字通り夢中であっても、そこには途中、ノイズが含まれる。合間・妨げ、思い通りにならない時間。それこそがスキを強める要素になりうるのでしょうが、それが認識できる当人ではありませんからね。

ロジックを燃やし尽くすパッションが刻む秒針も、相当デタラメなわけですが、その期間って人間の持つ強みだよなとか思ったりもするんです。スキによるマリオスター状態。ボクは今回この状態になれたのだと察します。

その一方でこうも思いました。

「いくら時間をかけても叶わない恋」自体が、様々なテクノロジーによって回避・昇華されていくとなると、人の性根そのものが変化していくのかな。それもまた善悪で語ることでもないのだけれど。

「時費やせば善」のような考えは嫌いなので、これはボクの中での矛盾かもしれない考えなのですが、もし今回ボクが一番になれていなかったなら…どうだろう?

ホリプーさんの似顔絵コメント一番になれなかった

じゃあ似通った絵柄の絵師さんを探して描いてもらおう

すぐに手に入ったから満足!

これはいいことですよね。相手は星の数ほど…は恋人の言い方としても、
問題解決という力とも呼べる、その速さは重要ではあるので。
(ホリプー価格からさらに0が二つは付くだろうけど。)

でもボクはきっと、Sof'っていう共通項を(勝手に)持った相手として、ホリプーさんにこれからもこだわったと思う。そのシンパシーは捨てきれない。一億総クリエイター時代とやらが訪れるのであれば、なおのことそれは磨いておきたい感性だから。

自分の人生の道すがら、出会った景色や周りの人を偶然とは呼びながらも、必然として覚えておきたい。たとえ記録にしても忘れてしまう感動だけでは、自分から発せられる物もそれぽっちに過ぎないと思うから。


立派に恋ですな。

ボクとしてはせっかく描いていただいた似顔絵が、ホリプーさんにとっての投資になるような活躍をしたいと切に思うのです。それは決して誰しもに当てはまることでありません。もっと気軽で手軽な参加をホリプーさんはお求めでしょうから、変に気負ったりしなくていいのはガッテン承知ではあります。

でも自分もクリエイターになりたいからこそ、クリエイターが向けてくれた熱意を決しておざなりにはできないのです。
今の時代、まさしくこのようなお手製の距離感で「ものづくり(サービス)とスキ」が成立することができる中で、「スターとファン」「プレイヤーとプロデューサー」に止まらず、結果的に「プレイヤー」が「プレイヤー」を生んだ、手助けになったとなれば、一番良いのではないでしょうか。


こんなダラダラした雑感レポもどきnoteが、あなたのためになるかはわかりませんが、Sof'を食べきる時間くらいの、小さな恋が芽生えたとなれば幸いです。

ホリプーさんありがとうございました!!
心より感謝しています!

タイトルにとても迷いました。物語として導入し、レポートし、果ては主張を込めたこれに、名を付けることはボクには困難でした。
なのでボクよりも、ガールを描き行くホリプーさんの姿を言い表しました。どうかエールとなってその心に刻まれたなら、ようやくボクも半歩目なのかもしれません。ボクら、は僅かばかりのエゴと誓いです。


恋よ
ドキドキよ

arigato,Kushi


実際描いていただいたイラストに関しても少し書きたいことがあるので、次書くもう一記事だけお付き合いいただければ幸いです。

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