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夜更かし、初心者。

私は今、所謂いわゆる「夜更かし」というやつをしながら、これを書いている。四月某日の金曜夜である。

時刻は0時ちょい過ぎ。立派な夜更かしである。

私は基本的に、日付が変わる前には床に就くようにしている。23時~0時の間のどっかしらで寝ている。

寝付けない日も多いため、中々寝られなかったりすることもあるが、意識的に夜更かしをするようなことはほとんどない。

もちろん、初心者といっても、今まで一度も夜更かしをしたことがないとかそこまでの域には達していない。私もそれなりに夜更かしを経験したことはある。

あくまで、一般的な大学生と比較した場合に、夜更かしの頻度がだいぶ少ないこと。そして、「夜更かし、中級者」とは口が裂けても言えないということ。

これらのことから、私は自らを「夜更かし、初心者」と自称しているわけである。

それにしても、本当に夜更かしは久しぶりである。

やはり夜更かしというのは、なんだかよく分からないけど楽しい。背徳感みたいなものが、それを助長しているのかもしれない。


普段はパーソナルなコンピューターのキーボードをカタカタ押して、直接noteに書いている。

だが、今回は夜中であり、「ブルーライトを夜中に見るのはあまりよくないかな?」という圧倒的な夜更かし初心者っぷりをかましているため、無印良品のノートに手書きで書き殴っている。
(それを後日、パソコンでnoteに書き写している)

なんだか薄暗い中、手書きで書いているのもあってか、小説家にでもなったかのような素敵な気分に入り浸っている。

もちろん、こんな御粗末な駄作しか書けない人間が、小説家という凄まじい存在になれるわけがない。

というか、そもそも別に小説家になろうとは思っていないし、今書いているのは小説ではなくエッセイである。まずジャンルが異なる。

だけど、今だけはエセ小説家の気分でいさせてほしい。

なんだか凄く、心地良いのだ。まるで、冬に炬燵こたつに入って、蜜柑みかんをムシャムシャ食べているときのように。


そんなこんなで、なんだか書くこともなくなりちょいとボーっとしていたら、夜更かし開始から約50分が経過していた。

若干眠くなってきたような気がするため、ここらで夜更かし終了を宣言させていただく。

さすが、夜更かし初心者。まだ1時にもなっていないのに終了宣言とは。圧倒的短時間夜更かしであった。

私は、もう寝る。

寝る子は育つ。そして、寝る大人も育つ。

布団が私を、待っている。

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