島プロジェクト-5番・下蒲刈島編
機動整体師ナガミ@瀬戸内諸島ほぐし旅・百番勝負‼
今回は5番
”とびしま海道”のひとつ“下蒲刈島(しもかまがりじま)”編です。
最初にお断りです。
こちらは2019年9月に訪問したものです。
このブログでの報告記は当時のリライトになります。
その旨よろしくお願いします。
まず、下蒲刈島がどこにあるかですが、
広島県の瀬戸内海に浮かぶ“とびしま海道”の入り口の島です。
いままで船でしかアクセスできませんでしたが
2000年に長大な吊り橋“あきなだ大橋”が開通して
簡単に本土の呉市からアクセスできるようになりました。
”下蒲刈島”は、周囲が約18キロ。
自転車で急ぎめにペダルを踏むと、1時間で一周できる小島です。
人口は約1,400人。かんきつ類の農業や瀬戸内海の恵みを
受けた漁業が島の主要産業ですが、さきの“あきなだ大橋”が
開通した影響か、本土の呉市に働きにでたり転出するケースも多く
ここも人口減少と、高齢化の問題に向き合わざるをえない状況です。
島は北東部と南側に大きな集落があります。
島の北東部は、とびしま海道へのメインルート沿いにもなります。
昔は、瀬戸内の海運で重要な中継港で栄えたそうです。
江戸時代には朝鮮からの通信使が立ち寄ったということから
その当時のようすを展示した“松濤園”や”蘭島閣”などの美術館・資料館が
島の北東部に集中しています。
下蒲刈島にきたらぜひ立ち寄りたい観光ポイントです。
(参考:呉市HPより下蒲刈島の観光スポット紹介↓)
今回は、当時の地域おこし協力隊員のTさんにお願いして
島の南側の集落“大地蔵”という地区へお邪魔します。
こちらの地区長のSさんのお宅に訪問して整体ボランティア活動を
させていただくことになりました。
”あきなだ大橋”で陸路からアクセスができますので
JR呉線の広駅から“とびしま海道”をめぐる路線バスで
下蒲刈島の北東部まで行きます。
そこから大地蔵地区へ行く生活路線バスに乗りかえです。
島内の主要集落を巡る重要な足ですが、この島も車社会のせいか
乗る人が少なくバスも中古のマイクロバスです。
人家の多い北東部に“松濤園”や“蘭島閣”など観光地を過ぎると
人家がほとんどない海岸沿いを数分走ります。
やがて海水浴で有名な梶ヶ浜を抜けると
大地蔵地区に到着です。
ここで地区長のSさんが迎えにこられて合流します。
そのまま、歩いて近くのSさんのお宅へお邪魔し
広間の一室をお借りしまして、Sさんご夫婦とご近所の方
合わせて合計7名の方に整体ボランティア活動させていただきました。
今回もご高齢の方が多かったのが特徴です。
膝の悪いなど、若年の頃のケガ等で身体が思うように行かない方も
いました。
総じて畑仕事で鍛え上げられたお体に、
ご自身の身体を気遣って毎日体操している方もいました。
整体を待つ間は、別室でにぎやかにお喋りしていました。
お伺いすると、
農業と漁業が島の主要産業だそうですが専業は難しいようです。
そのため安芸灘大橋を渡れば簡単に本土の呉市街に行けますので、
若い方を中心に人口流出が止まらないそうです。
医療に関しては島の入り口で北東側に比較的大きな病院が2つあり、
たいがいのことは島の病院で診てもらえるようです。
買い物も、同じ島の北東部に日用雑貨品の比較的大きな店がありますが、
生鮮品などちょっとしたものは本土の呉市街まで買い出していくそうです。
呉市街へは安芸灘大橋を渡り有料なので、費用もバカにならないそうです。
(参考:普通車1回730円・2022年10月当時。ほか割引回数券あり)
大地蔵地区には買い物、医療どころか小学校も閉校になって(※)
基本的な社会インフラが脆弱になっています。
車が無ければ一日10便も満たない
生活路線バスが唯一の移動手段になってしまいます。
(参考:下蒲刈島生活バス・時刻表ほか)
地区内も高齢の方が多いように見えます、
高齢化と人口減少がすすめば生活環境がさらに厳しくなると思います。
微々たる活動ですが、この機会に少しでも地区の皆様の元気にお役立てれば幸いです。
地域おこし協力隊員のTさん、地区長のSさんありがとうございました。
(※)補足:児童・生徒数減少により
島内の小中学校は隣りの蒲刈島に統合されました。
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