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単身赴任(仮) の中断
きょうは、石垣島(出張先) に家族が来る日です、という話。
朝6時の電話。
きのうはなかなか寝付けなかった。
”遠足の前夜は、楽しみで寝られない” とか、そういうのではない。今日はいまの仮宿を退去する日だから。片づけでなにかと時間がかかってしまったのだ。
これぐらいで終わるだろう、と思って始めたことも、結局想定以上に時間がかかってしまう。そんなことはザラにあるのに、また同じことを繰り返してしまう。
もはや、背負った定めのようなものだ。
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目が覚めると、電話が鳴っていた。
朝6時、妻からだった。
ぼんやりした頭のまま、電話を手に取る。
そうか、そろそろ。
そっちを出発する時間だったな。
きょうは、妻と、息子らが。
石垣島にやってくる日だ。
寂しさを振り返れるか
2/15に石垣島にやってきた。だから…、ざっと40日ぶりか。家族に会うのが。これだけ顔を合わさない時間があったのは、もちろん、初めてのことだ。
だから。ずっと前から。
きょうが楽しみだった。
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きのうは、幼稚園の終了式。それできょうからは、春休みというわけだ。
春休みになると同時にやってくる計画は、ずっと前から立てていた。この機会を逃すと、石垣島旅行なんて、考えもしない。飛行機に乗るのは、本当に財布に痛いのだ。
絶対この機会は逃してはいけないと思って、ずいぶん前から計画していた。
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楽しさ源泉は、寂しさだろう。
と正直にいうと、そんな風に思う。
わたしは一人が好きなのだ。と思っていた。
実際そういう一面があるのは、正しい。
とはいえ、やっぱり家族が大切なんだ。
そう思えたのが、この石垣島滞在の、一番の成果のような気がする。
わたしという時間
石垣島に来てからは、家族とのコミュニケーションは、もっぱらLINEのビデオ通話だ。
はじめは、それで十分だと思った。
3日に1回それで話すくらいで十分コミュニケーションはとれる。それに、せっかくのひとりの時間を必要以上に使いたくなかったのだ。
(ちょっと顔を合わさないくらい、どうということはない。)
そんな風に思ったのだが…。
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一人でいるというのは、ストレスを感じやすい。とくに仕事がうまくいっていない時期の不安は、なかなかきついものがあった。
こんな時に、家族がいてくれれば。
そう思ったことに気が付いた瞬間が。
ある意味での、隔世の瞬間だったかもしれない。
13時まで、あと6時間。
妻からの電話にでると、画面には息子が映った。
相変わらず元気そうだ。
朝6時に、もう着替えが済んでいるなんて、奇跡のようだな。
「おきなわ、楽しみ」
マスク越しにそう語る様子が、本当にかわいい。
あぁ、はやく来ないかな。
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石垣空港に着くのは、13:20。
あと、6時間後か。
この滞在を、これまでに、
なかったような。素敵な体験にしたい。
待ち遠しくて。
仕方がないよ。
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