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冬の時代の中にある、"希望のタネ" を探す旅の途中

「うだつが上がらない。」 そんなときに思ったことを、将来の自分に向けて残しておきたいと思った話。

冬の時代

 最近、よく聞く言葉だ。

 コロナの影響で冷え切ってしまった日本、を差すこともあるし。場合によっては、一個人の一時期を差していうこともあるだろう。

 自分もいま、そうなのかな。という妄想をすることがある。

 最近、なんとも、悩みごとの多く。

 また、うまくいかないことも、多いものだ。

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 きのうは、夜20時過ぎに仕事を終えて、帰路に就いた。川沿いの土手の上のアスファルト道を自転車で走る。あたりは真っ暗で、時々街灯があるものの。まわりには、私以外誰もいない。

 そんなときには、ネットラジオの音が、よく聞こえるものだ。

 昨日の夜に聴いていたラジオから、きこえてきたのも「冬の時代」の話だった。

 が、それを聴いて。

 やっぱりへこたれていてはいけないな…。

 と、ちょっと元気を取り戻した、気がした。

#141 最澄と空海の晩年 ― 天才が人生を捧げた仏教の正体【COTEN RADIO】


 もう、1年以上前からちょこちょこ聞いている「COTEN RADIO」。

 これは本当に、学びが多い。全人類に勧めたい。

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 ここでは、空海の重用の一方での、最澄の不遇が語られていた。

 ”最澄、冬の時代” か…。

 それを聴いて、正直、思った。

 「これ…、自分だな」

 (不遜極まりなく、申し訳ない…)


 でも、そこで語られていたのは、やはり自分とは違う姿だった。

 冬の時代でも、最澄は密教を積んだとのこと。不遇を嘆いたかはわからないが…、その時に、自分にできることを積み重ねていったのだと、そう思った。


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 最澄の没後、大乗戒壇の設置を認められ、のちの鎌倉仏教を発展に寄与していくことになった。

 解釈にもよるが…、素直によかったなと思う。

 報われた。それが救いだ。


自分との違い。

 やるべきことが、はっきりしているか、否か。

 この違いは大きい。

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 冬の時代 ときいて、何を思い浮かべるだろう。

 ・寒い、冷たい

 ・むなしい、固まっている、動かない

 ・つらい、死

   etc.///

 まぁ、いろいろあるだろう。

 加えて言うなれば…。

 ・「始まる前」で「終わった後」

 自分がしっくりきたのは、これだった…。

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 収穫を終えた果樹には、「礼肥(お礼肥え)」といって、肥料をやるらしい。次の実りに向けて、樹が蓄えるために、秋から冬にかけての仕事だ。

 収穫を終えた水田を耕すのもそうだろう。


 冬なら、冬に。

 やるべきことがある。


 やるべきことがあるなら。

 そのためにできることを。

 ただ、やるだけ。

 そういうことなんだろうな、と思った。


始まっているものと、終わっているもの

 まだ、なにも始まってない。

 と思うことにした。


 まだまだ自分は、これからなんだな。

 なにもやってないではないか。


 冬の時代だ。

 けど、まだまだこれからだ。


 実際は、いま35歳で。

 妻と子供もいて。

 仕事もあって。

 いろいろ始まっているかもしれないけど。


 まだまだこれからだ。


 自分はまだまだだけど。

 これからだ!


 そう思って、ちょっとずつ。

 積み重ねていこう。


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さて、今日もがんばろう!

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