夏休みが終わるとき、その思考。
ニーチェを読んで、思ったこと。と、終わりが来ることの意味を考える。
きょうから登園。
きのうまで夏休みだったのか。
と、いまさらながら、現実感のない今の状況を噛み締めている。
7月の末に妻が、「一か月以上、ずっと子どもらが家にいるのか…」と一人ごちていたのが、なつかしい。
それを思えば、”すべてのことに終わりが来るのか” と。
そんな当たり前のことを、思わずには、いられない。
『超人』
最近、ニーチェにかぶれている。
かぶれていると言えるほど、理解できているわけではないのだけれど…。わかってきたことがある。
ニーチェは天才だ。
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哲学は、基本的に意味が分からない。
まぁ、わからないわけはないのだけど…、そこまでありがたがるほどのことか? と、いぶかしみながら適当に分かった気分に浸るだけの、そんな学問なのだと、いまでもちょっとそんなことを思っている。
でも、それを見直したのが。
「最強のニーチェ入門」
これを読んでからだ。
まぁ、読んでもよくわからないことがたくさんある。
「神は死んだ」これはまぁわかるほうだ。
「奴隷道徳」おぉ、ずいぶん踏み込んだな…。
「永劫回帰」…。
だいぶんかみ砕いていただいたけど…、とにかく、よくわからんことは多い。
「超人」…。
超人の話もよくわからないことは多かったのだけど…、それでも胸に響いた言葉がある。
「今この瞬間を、全力で肯定する。」
(あぁ、これ、全然できてない…。)
いつか終わりが来るからこそ…
永劫回帰を説く哲学者はそんなことは言っていないのだけど…。
実際に、自分の人生には終わりが来る。
なんだか…、息子がうまれて、そこそこ大きくなった。
もう、なんだか、それだけで、自分の人生は達成できたような気分になることがあった。ある意味でこれは、末人の思想だろう。
そうじゃないよな。
「今この瞬間を、全力で肯定する。」
幸せに生きるって、そういうことじゃないのか、と。
怒られたような気がした。
いつか、終わりは来る。
けど、そんなことを考えることには。
あまり意味はないかもしれない。
終わりは来ない
いまが、ずっと続いていく。
自分はその中で、全力で、肯定できるふるまいを。
すればいいのか。
なんだか、ちょっと。
やる気出てきた。
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幼稚園から帰ってきた息子らが。
きょうも元気だ。
全力で、今この瞬間を。
肯定しているのか。
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