”第三の扉” を開けた、その向こうの世界は、桃源郷か。
「サードドア ~精神的資産の増やし方~」 読了しました。
大学生の頃
自信家とは真逆の思考を持った私は、知らない人に話しかけるなんて、大の苦手でした。サークル勧誘のビラ配りなんて、苦痛で苦痛で仕方ありませんでしたね。
そんな私にも、ちょこちょこと勇気を振り絞らざる負えない環境が、発生するわけです。
大学2年の時、期末テストが59点だったんです。
60点で、単位はもらえます。
いつもなら「まぁ、仕方ないな」と思って引き下がるところなのですけれども…、その時は違いました。
『あきらめきれないから、追試を受けさせてくれ』
そういって、教授のところに行ったわけです。
教授も面倒だったでしょうね。
「この部分をレポートにして、提出しなさい。それで1点分にしたあげるよ。」
わたしにとっての、「サードドア」でした。
第三の扉
というような冒頭の話はさておき。
「サードドア」
まぁ、なかなかそんな発想はありませんよね。
みんなにとってそうであり、また自分にとってもそうであるように…、だいたいはみんな正面のドアから入ります。
裏口があるのは知っています。黒い噂程度に。
しかしながら…、第3の扉ですか…。そんなこと考えもしませんでした。似たような話は聴いたことはあるような気はするのですけど…、
① なんとかしようとできることをする。
② 断られてもあきらめない。
そんなところでしょうか。簡単なようで、難しいですよね。
(1000回断られても、1001回目でOK もらえるかもっ!!)
(そんなこと、思えるものか…。)
読み進めながら、高揚したし、それと同時に、夢物語を読んでいるようでした。
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印象的だった言葉を2つ紹介します。
「成功は、優先順位を付けた結果だ。」
エネルギーを注ぎこまないといけないんですよね。あれもこれもと手を出して、人並み以上になるなんてこと、そうそうないです。自分の実感として、それはわかります。
優先順位をつけて、一番のことにエネルギーをつぎ込んでいかないと、成果なんて、出るはずもなく…。
当たり前のことのようで、厳格にそれをできてる人って、多くはないんだろうなと、思うわけです。
「喜んでやらせたいよ、でも誰も頼んでこないんだ。」
主人公が、トニー・シェイに尋ねた。「どうして、それをほかの人にもあらせてあげないんですか?」
その返答が、上のセリフ。
ドアは開かれているけど、見えなかったり、鍵がかかっているように見える。ってことなのでしょう。
一押し、試しに頼んでみる、ちょっと厚かましくなってみる、ずうずうしくなってみる。
それでちょっとずつ、自分の人生が変わっていくのかもしれません。きっかけは自分で作れるということですね。
そんな生き方の方が、ドラマチックで楽しそうです。
無難に生きることを、どう思うか?
第三の扉を、探して、開け続ける。そんな人生は楽しそうですね。
まぁ、自分もやってみたい気はします。
有名人にインタビューすることで、さまざまな体験をして、自分の世界を広げていくことは素晴らしいことです。自分もそんな体験をしてみたいという気分になります。
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いまあるものを大切にする生き方を否定したいわけではありません。「サードア」に書いてあったことは、間違いなく、人生の選択肢を増やします。
若い人に、読んでみてもらいたいですね。
けっこう、恋愛と、似ている状況のような気がしました。
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