
SDGsって何?-目標1 貧困をなくそう-
こんにちは、くさたべです。
前回はSDGsの前文を読んでみました。
今回はSDGsの目標1に設定されている「貧困をなくそう」を学んでいきたいと思います。
自分なりの解釈をしているところもあるので誤りがありましたらご指摘いただけると幸いです。
それでは、やっていきましょう。
目標1 貧困をなくそうのターゲット
「貧困をなくそう」と言われても、何を達成すれば貧困がなくなったと言えるのでしょう?そもそも「貧困」って何?
そういったことをわかりやすくまとめてくれているのが各目標に設定されている「ターゲット」と呼ばれるものです。
「目標1 貧困をなくそう」には5つのターゲットが設定されています。
まずはどんなターゲットが設定されているか見てみましょう。
2030年までに、世界中で「極度に貧しい」暮らしている人をなくす
ターゲットの一つ目は「2030年までに、世界中で「極度に貧しい」暮らしている人をなくす」です。
ここでの「極度に貧しい暮らし」というものもきちんと設定されています。
一日に使える(衣食住、電気、水、薬などに使う)お金が約300円未満で生活をしなければならない暮らしのことです。
2030年までに、それぞれの国の基準でいろいろな面で「貧しい」とされる男性、女性、子供の割合を少なくとも半分に減らす
ここでは「貧しい」ということは「お金がない」こと以外にもあることを示唆しています。
パッと思いつく限りでは「心の貧しさ」もありますね。
それぞれの国で、人々の生活を守るためのきちんとした仕組みづくりや対策を行い、2030年までに貧しい人や特に弱い立場にいる人たちが十分に守られるようにする
(いろいろな意味で)貧しい暮らしをしている人は往々にして立場を弱くさせられたり、嘲笑の的にされたりと人権を脅かされていることがあります。
貧困をなくすためには、今貧困とされている人を保護する必要があります。
そして、保護していく中で現在貧困とされていない人も同じ人なんだと理解することができますね。
2030年までに、貧しい人たちや特に弱い立場にいる人たちをはじめとしたすべての人が、平等に生活に欠かせない基礎的サービスを使えて、土地や財産の所有や利用ができて、新しい技術や金融サービスなどを使えるようにする
お金を持つ人だけが健康に健やかに生きられるような世界にはしたくないのだろうということが伝わってきます。
様々なサービスを提供する企業や組織にとってはお客様目線でサービスを提供するようにということ念頭に置いてサービスを提供するようにということでしょう。
2030年までに貧しい人たちや特に弱い立場にいる人たちが、自然災害や経済ショックなどの被害に遭うことをなるべく減らし、被害に遭っても生活を立て直せるような力をつける
日本では地震などの災害が多いため、被害に遭っている方も多いです。
災害だけでなく、経済ショックなどで突然これまでの日常の通りに生活ができなくなってしまう可能性が誰しもゼロではありません。
そういった時にいち早く生活を立て直せるだけの力をつけておくことがこのターゲットのようです。
ここまで「目標1 貧困をなくそう」に設定されている5つのターゲットについてみてきました。
要するに、世界中の人が安定、安心した生活が送れるようにという目標のようです。
これらのターゲットのおかげで「目標1 貧困をなくそう」の詳細な目標を確認できました。
しかし、具体的に解決に向けてどんな方法があるのでしょう?
それについてもきちんとSDGsの中に設定されていました。
今度はその方法について確認してみましょう。
目標1 貧困をなくそう を達成するための方法
開発途上国、特に最も開発が遅れている国で、「貧しさ」をなくすための計画や政策を実行していけるよう、いろいろな方法で資金をたくさん集める
お金の問題はお金で解決ということでしょうか?
開発途上国での資金調達は周りの国々の支えが必要そうですね。
それぞれの国や世界で、貧しい人たちのことや男女の違いなどをよく考えて政策を作り、「貧しさ」をなくすための取り組みにもっと資金などを費やして取り組めるようにする
ここではお金による貧困以外の貧困についての解決方法をうたっています。
ただこれについても資金の話が出ていますね。
ここで設定されている解決方法はどれも国家レベルのものですね。
我々国民にできることはあるのでしょうか?
あとがき
今回は「目標1 貧困をなくそう」について学んできました。
ターゲットを知ることでより具体的に目標を理解することができました。
しかしSDGsに設定されている解決方法については国家に向けてのものであり、
私たちの生活には密着していないものでした。
次回は、実際に日本でどのような活動が行われているのかをみていきたいと思います。
今回は以下のサイトを参考に記事を作成しました。
こちらにより詳細な問題提起もされています。
以上、くさたべでした。