ベビーアルパカの手編み小物
ベビーアルパカで手編みの手袋をプロダクト化しようということになり、研究のために色々なアルパカの毛糸を購入しました。
その時の糸が出てきたので久しぶりに手袋とウォーマーを編みました。
アルパカはかなり柔らかいのですが、糸にコシがあるというか芯が通っている感じで編みやすく、短時間で編むことが出来ました。欲しいと言ってくれる友人達へのクリスマスプレゼントに散らばっていきました。
ベビーアルパカのプロダクトは結局5本指靴下とアームウォーマーになり、ペルー産の糸で、ペルーの方々に手編みをお願いしました。
手編みの量産は実はとても大変です。
職人さんおひとりおひとり手の力加減に違いがあり、
もちろん調整してくださるのですが、なかなか全く同じようにはいかず
サイズに誤差が出ることがよくあります。
これまでのアパレルでの経験からいくと誤差は警戒しなければならず、
手袋や靴下など小さいものは誤差では済まずに、手が入らない、足が入らないとか致命的なことが出てくるかもしれないので、サンプルを編んで提出することにしました。
10cm角のゲージもつくり、棒針の号数も守っていただけるよう指定しました。
以前ベトナムにお願いしたときは、棒針、かぎ針の同じサイズを手に入れることが出来なくて、糸やサンプルを持って行ったにもかかわらずすぐに始めることが出来なかった苦い経験もあり、今回は細かく準備の上依頼しました。
2カ月位たったころ上がってきた商品は、ほとんど誤差がなく、検品もすんなりクリア。とっても美しい商品でした。
ベビーアルパカとは、生後3ケ月以内の赤ちゃんアルパカの柔らかい毛を、櫛ですいて取ったもので、そのアルパカの一生に一度しか取れない貴重な糸です。保湿性に優れていて、驚くほどの温かさを誇ります。
これから寒くなっていきますので、まだ手元にある糸で靴下かベストか編もうと思っています。