語る者よ、語り続けよ、歌う者よ、歌い続けよ
品川の地に新たな拠点を置いた《草の葉クラブ》は、新雑誌
雲からも風からも
透明な力が
我らの町にうつれ
を創刊するが、この雑誌になんと天上からウォルト・ホイットマンが詩を投稿してくれた。
Say on, sayers! Sing on, singers!
Delve! Mould! pile the words of the earth!
Work on, age after age, nothing is to be lost,
It may have to wait long, but it will certainly come in use,
When the material are all prepared and ready, the
architects shall appear.
I swear to you the architects shall appear without fail,
I swear to you they will understand you and justify you,
The greatest among them shall be he who best knows you,
and encloses all and is faithful to all,
He and the rest shall not forget you, they shall perceive,
that you are not an iota less than they,
You shall be fully glorified in them.
Walt Whitman (A song of the rolling earth)
語る者よ、語りつづけよ、歌う者よ、歌いつづけよ、
土を掘り、土をこね、地球の言葉を積み上げよ、
働きつづけよ、時代から時代へ、何ひとつ失うことは許されぬ、
待機の時間はおそらく長いが、しかしいつかはきっと陽の目を見る、
材料が全部そろって準備ができれば、建築家たちが現われてくる。
誓ってもいい、建築家たちは間違いなく現われる、
誓ってもいい、彼らはきっと君を理解し、君の正しさを認めてくれる、
彼らのなかでもっとも偉大な者となるのは、
君を一番よく知っていて、万物を包み、万物に忠実な者、
その彼と他の建築家たちとが、君を忘れず、
君が寸分たりとも彼らに劣らぬことを認めてくれる、
彼らによって君はくまなく賛えられる。
(W・ホイットマン 回転する地球の歌 鍋島・酒本訳)
創刊される新雑誌の目次
火を起こす者たち
町会会館が新しい時代を開く
共有地をつくる
いまこそ少数派の輝くとき
芸術家と共存する街
インドに行きたいという声が聞こえる
英語教育の革命
子ども食堂と老人食堂を作る私塾
草の葉クラブの仕事