豊かな会話は、疑問文をくりだす力をつくることから生まれていく。
二十五行の英文を作り上げたら、さらにその英文から引き出してくる、あるいはその英文の主題を照らしていく疑問文を作り出す作業が待っている。この作業にも力をいれなければならない。他者との会話は、疑問文を互いに投げ合ってなり立っていくものなのだ。疑問文とは他者にかける橋である。さまざまな問いかけ方がある。語尾を上げるだけの疑問文、疑問詞をつかった五W一H、WHAT, WHEN, WHY, WHO, WHERE, HOWを使っての疑問文、さらに付加疑問文というものもある。この疑問文の投じ方によって、その人がもつ言葉の力、知識の深さ、そして人格まで表現していく。二十五行の英文を作ることと同じ様にエネルギーを投じて疑問文を作る作業に取り組む。
日本の国会はどのような仕組みになっているのですか?
衆議院の役割は何ですか、参議院の役割は何ですか?
議員には年齢制限があるのですか?
議員の任期はどのくらいですか?
日本の女性議員は全議員の何パーセントですか?
なぜ女性議員の数がそんなに少ないのですか?
議員の報酬はいくらですか?
議員になるにはどのような政治活動をするのですか?
日本にはどんな政党があるのですか?
人気のある政党はどこですか?
その若い女性はどのような選挙運動をしたのですか?
老人大国ってどういうことですか?
日本の人口のなかで老人の比率はどのくらいですか?
老人たちはどのような生活をするのですか?
老害っていう言葉は英語にありますか?
老人ホームは充実していますか?
ケア・マネージャーの介護士はどんな仕事をするのですか?
介護士の報酬はどうして生活ができないばかりに低いのですか?
高齢化社会を明るく活力ある社会にするにはどうしたらいいですか?
少子高齢化とはどのようなことをいうのですか?
これらの疑問文を翻訳ソフトによって英文にして、その質問とそれにたいする答えをよどみなく発語できるまでトレーニングして、次のステージに臨む。次のステージとは、《草の葉メソッド》の本番、テニスコートで何人もの対話者と英語のボールを打ち合うラリーである。そのラリーが十分、二十分ととぎれることなく英語で対話していく力をつけて、その本番に臨む。
英語を教えなければならなくなった小学校教師のための《草の葉メソッドによる日本英語の私塾》がまもなく開塾する。
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