もう無駄な英語教育はやめてくださいPart2
私たちは、英語を自由に話すことができる人間になるために、英語の勉強をしているのです。ですからもう文法英語や受験英語を教えることをやめて下さい。それがどんなに役に立たない無駄な勉強であったかは、私の父と母が見事に証明しています。私の父も母も学生時代に英語を一生懸命勉強したと言います。通算したらそれこそ何百時間どころか何千時間、何万時間にもなると言います。それなのにまったく英語が話せません。英語の新聞も本も読めません。
こんな無駄な英語教育をいつまでつづけるのですか。私たちはもうこんな英語教育を拒否します。私たちは英語を自由に話せる人間になりたいのです。そのためには先生たちは何をしたらいいのか。英語の授業を私たちが英語を自由に話す授業──「草の葉メソッド」に切り替えることです。
いま私たちは翻訳ソフトを外付きの英語脳として活用することをはじめました。翻訳ソフトこそ私たちの英語を先導していくのコーチであり、インストラクターであり、教師なのです。この翻訳ソフトを駆使すればどんどん英語が話せるようになります。私たちはびっくりしています。
私たちは英語の先生たちに告げねばなりません。翻訳ソフトの登場で、文法英語と受験英語を教えるという先生たちの仕事は終わったのです。言葉は文法で成り立っているのではありません。言葉を文法から教えるなんてそもそも間違っているのです。そのことを自覚して下さい。先生たちにとって人生の根幹を揺さぶる大事件でしょうが、勇気をもって英語の授業を一大転換して下さい。お願いします。
対話編
A これってさ、アンデルセン童話の裸の王様じゃない?
B どういうこと?
A 王様は裸だっていう真実を叫んだのは子供じゃない。この中学生は真実を叫んだのよ。
B 英語の先生たちは、裸の王様だってこと?
A そう、日本の英語の先生たちって、みんな文法っていう洋服を着て歩いている人たちなのよ。でも文法なんて洋服はないのよ。
B 倉橋先生たちは、毎日裸で歩いているってことか。
A 笑わないでよ、笑って場合じゃないでしょ。
B いや、おれ、今さ、倉橋先生が、裸で教室に入ってきたっていうシーンになったからさ。おまえの比喩っていうの、鋭いなって思ってさ。
A アンデルセンの童話って、そういうことでしょう。
B うん、おまえの言いたいことわかるよ。
A 英語には過去形だとか、進行形だとか、現在完了形だとか、そんなものは存在していないのよ。存在していないものを、あたかも存在しているかのように英語の先生たちは生徒たちに教えているのよ。
B おまえの裸の王様も鋭いけど、おれはさ、この文章って革命宣言だって思ったよ、宣戦布告というかさ。
A 戦争はじめるみたいだね。
B そうだよ、宣戦布告なんだよ、英語教育の革命を起こしてくれって、中学生が宣言したんだよ。
A でもこの革命って難しいと思う。
B だからさ、この宣言のすごいところは、もし先生たちがこの革命を起こさなければ、おれたちがおこしてやるぜっていう宣言なんだよ。
A わあ、すごい、あんたってすごいね。そんな風に読んでるなんて。
B だって、そうじゃないか、草の葉メソッドって、三百年かけて、日本人を日本語と英語を自由に話す民族にするという雄大なメソッドじゃない。
A あたしたちって、実験台になれっていうことね。
B 実験台じゃないよ、荒野に新しい地平を切り開いていく先駆者になるっていうことだよ。
A すごい、あんたを見直したよ、ぜんぜん。
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