[茶道のキモチ]予習復習の功罪
こんばんは。茶道教授&抹茶カフェ店主のそうみです。
ほんとのホントに、今年のお稽古がすべて終わりました!わが庵にてお稽古を積んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。みなさん、よくできました!
すこぅしずつ、できることが増え。分からないことも増えていきますが、来年も一緒に楽しみましょうね。
熱心な方にありがちなのですが、やはり家で予習復習するのは、初心のうちはやめておきましょう。忘れちゃっていいのです。毎回ゼロから。まっさらな気持ちでお稽古しましょう。
先生がしてるみたいにならない、とか、そんな不安は無用です。先生と呼ばれている人と生徒さん、両者の決定的なちがいは「きれいに見せるテクニック」と「失敗したときの修復力」ではないかと、私は考えています。
きれいに見せるテクニックは、回数を重ねることと見取り稽古などで、長年かかって自然に身につくものです。修復力もしかり。
焦ってもどうしようもない。たまさかカンが良くてあっという間に身につけてしまう方もあるにはありますけど。なかなかうまくいかなくて、ああでもないこうでもないとやっているうちに、自ら答えというか、自分がやりやすくて人が見てもきれいにできる、そんな日がくるのです。
待ち遠しいですね。気長に、その日を待って、焦っておかしなクセをつけてしまわないように。熱心に家でやってみた挙げ句、正しくないお作法を身につけてしまうことは、残念なことです。そう、次のお稽古日にはぜーんぶ、遠慮なく忘れてきてくださいね。