【亀山市議会議員 草川たくや】 コロナ禍で苦境に陥る市内飲食店に独自支援を! 【飲食業組合のアンケートを取りまとめ、市長に切実な声を届けました】
こんにちは、亀山市議会議員の草川たくやです。
草川、動きました。
特に厳しい状況にある市内飲食店の声を市長に届けました
全国的に猛威を奮っている新型コロナウイルス感染症の第3波、三重県独自の新型コロナウイルス感染症「緊急警戒宣言」、市内の感染者数も大きく増加することによって、市内経済へも大きな影響が出ています。
ある日、亀山飲食業組合の顧問もしている私のもとに、市内で飲食店を営む組合の仲間から切実な電話がかかってきました。
「国の緊急事態宣言や、三重県独自の『緊急警戒宣言』に関するテレビを観ているけど、正直動揺している。あんなに飲食店を名指しで、ランチも自粛なんて言われたら、とても店をやっていけない。現に、緊急事態宣言が言われ始めてから、ランチのお客さんが目に見えて減ってしまった。」
「これは何とかしなければいけない」と身にしみて痛感しました。
私が三重県独自の「緊急警戒宣言」の内容を知って当初抱いていた懸念は、「時短営業の対象になっている桑名・四日市・鈴鹿の3市以外に来訪客が流れるのでは…それによって感染が広がらなければいいが」でしたが、現実の自粛ムードはそんな人の移動すら掻き消すものだったようです。
マスコミ等から「名指し」で自粛を求められ、特に厳しい状況にある市内飲食店の声を市政に届けたい。
そう思った瞬間に体が動き、すぐにアンケート作成をはじめてから約1週間ほどで実現に至りました。
昨日、私は独自にまとめたアンケート結果を携え、組合役員数名とともに、亀山市長のもとへ市内飲食店の苦境を報告し、独自の支援策を求めてきました。
【中日新聞】
(別件ですが、すぐ下の記事、古河電工様、空間除菌装置の寄贈ありがとうございます!)
【伊勢新聞】
【ニュースアプリ大手のSmartNewsのトップページにも!】
急遽、今回のアンケートを発案し、迅速に作成して役員の皆様の協力を得て各店舗へ配布していただき、結果を回収してまとめ上げました。
アンケート結果を全て回収できたのは21日(木)の夜(実は22日の朝にも数件…)でしたが、アンケート数件に目を通しただけでも、一刻も早く市内飲食店の現実を伝える必要があると確信し、週明けを待たず22日(金)午後に市長とアポを取りました。
実に、21日(木)の深夜から22日(金)当日の午前中、わずかな時間でアンケート結果をまとめるのは至難でした。
しかし、アンケートを取る際に、苦しい現状を全身から絞り出すような声で話してくださる飲食店の皆様のお顔を思い出しながら、歯を食いしばってまとめ上げました。(大学時代に卒論を書いて良かったと思えた)
公開資料ですので、ぜひご参照ください。このように大急ぎでまとめ上げたアンケート結果ですので、お気づきの点があればどうかお知らせください。
「1年間、我慢して我慢して、それでも我慢してきた先のトドメがこれか!」 市内の誇り高い名店の店主の声が忘れられない
以下、アンケート結果まとめ概要のみ引用します。
新型コロナウイルスの企業経営への影響は、「現時点ですでに影響が出ている(95%・40店舗)」 「現時点では出ていないが、今後影響が出る可能性がある(5%・2店舗)」をあわせると 100%となり、市内全ての店舗に一定の影響が及んでいる結果が出ました。
具体的な影響では、「来店数の減少による売上減少(39店舗・93%)」「営業時間の減少(16店舗・38%)」「予約キャンセルによる損失の発生(15店舗・36%)」が上位を占め、「緊急警戒宣言」による新型コロナウイルス感染症拡大の防止に伴う活動自粛が経済活動に大きな影響を及ぼしています。「従業員の出勤及び雇用調整への対応(9店舗・21%)」も20%を超えており、雇用維持についても厳しい結果が出ています。
今後懸念される影響で、「消費自粛による売上減少(40店舗・95%)」「資金繰り悪化(21店舗・50%)」は半数を超えました。次いで、「時短営業など営業時間の減少(18店舗・43%)」「県外からの観光客減少による売上減少(12店舗・29%)」という結果が出ており、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が長引けば、各飲食店の業績ひいては市内経済に大きな影響があることが予想されます。
これらの調査結果から、新型コロナウイルス感染症「緊急警戒宣言」の影響は、従業員数や店舗形態、業種などを問わず、ほとんど全ての市内飲食店が被っており、終息が見えない状況の中で簡便な手続きによる市独自の協力金助成や運転資金の支援、市内での流通支援・販売促進等、機動性と柔軟性、実効性を備えた支援施策が求められます。
以上のように、アンケート結果はできる限り定量的にまとめました。
予測はしていましたが、緊急警戒宣言の時短営業要請地域ではないにも関わらず、ほとんど全ての飲食店に来訪客減による深刻な売上減少という悪影響が出ています。コロナ感染拡大防止と向き合い、自主的に時短営業されているお店もありますが、当然ながら協力金は出ません。賃貸で営業されているお店は、長期化すればするほど特に厳しい。雇用調整助成金制度は小〜中規模店舗に対して不十分で、雇用調整に苦慮されている店舗もあります。観光客など県外の来訪客の減少による影響が3割近くもの店舗で出ています。
自由記入欄のまとめは、各店舗の皆様のお声を一字一句そのままに掲載しました。こちらもPDFファイルからご覧ください。
「夜は全く来ない、ランチも緊急事態宣言に関する報道の影響で先週からガクッと減った。」
「もうやっていけやん。1年間、我慢して我慢して、それでも我慢してきた先のトドメがこれ(緊急警戒宣言)か! 」
このように、アンケートには掲載されていない直接の声も、市長に届けてきました。
参加した役員もまだまだ伝えきれないことがあったでしょうが、一定の想いは市長に伝わっていると信じたいところです。急なアポにも関わらず、時間を捻出してくれた櫻井市長にも感謝します。
地元の経済や雇用をコロナ禍から救う政策判断、新型コロナウイルス感染症対策「緊急政策パッケージ」の未執行分の有効活用を
新型コロナウイルス感染症対策「緊急政策パッケージ」のうち、大きいものでプレミアム商品券関連予算の約6000万円分が未執行で、亀山版持続化給付金「けいぞく」も約9000万円近くが未執行で余っている状況です。
私からは市長に対し、未執行分の活用や今後の予算編成の際には、今回のアンケート結果も踏まえ、地元の経済や雇用をコロナ禍から救う政策判断をお願いしたいと申し上げました。
よく議会でも執行部側から返ってくる答弁が「既存の支援制度を活用してほしい」というものです。今回のこの苦しい第3波、緊急警戒宣言の中だからこそ言いますが、それら支援を活用した上で、長期化するコロナ禍の中で苦しんでいる方々がいるということを重く受け止めていただき、手を差し伸べていただきたい。
未だに「亀山エール飯」を継続し、国・県・市の様々な支援を受けて経営努力されながらも、今回の第3波、緊急警戒宣言には耐えられないというお店があるんです。
明日は市長選挙の告示日でありますが、櫻井市長の4期目への想いに上乗せしていただきたいと思います。
#がんばろう亀山 !エールプロジェクト にご参加ください!
最後に、私が主宰する団体でこんなキャンペーンも始めましたので紹介させていただきます。
Facebookをされている方はぜひグループにご参加を、
Instagramをされている方はハッシュタグ「 #がんばろう亀山 」にご協力のほどお願い申し上げます。
がんばろう亀山!エールの輪を広げていきましょう!
それではまた。