手抜き介護　176　父の付き添い

今月の父の定期検診は、実家滞在中の兄が付き添った。事前にいくつか注意事項を連絡しておいたけど、父は耳が遠い以外問題ないので、自分でどんどん進めるはず。母よりは、圧倒的にスムーズだ。

待ち時間が長いせいで、暇を持て余した兄からメールが来る。「病院なう」「次回の予約は〇日」「今、薬待ち中」。採血の結果が良く、薬が少し減ったらしい。「結果に満足なのか、黙って数値記録を見せてくる」と汗笑いの顔文字付きで着信したのにはウケた。

私はいつもそのデータを写メし、パソコンに入力している。合わせて薬の増減も記録し傾向を観察するので重要なのだけど、兄は「見せてくれと言ってもいないのに」と思っているようだ。

いつもはママに見せる連絡プリントを、今日はパパしかいないからとパパに差し出す小学生のよう。言っちゃなんだけど、関係的にはそうなんだろうなと改めて思った。