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手抜き介護 146 車いすでお買い物

天気がいいので、母の車いすを押して近くのスーパーに行った。気分転換にもなるし、お店で直接見て選ぶのは久しぶりで、母も嬉しそうだ。目線が低いから全体は見渡せないが、それでも手前に並ぶ中から十分に吟味して、野菜や果物をカゴに入れる。

台所のスポンジを、父も私も頼んだのと違うものを買って来るから自分で探したいという。目指すものをみつけて、「これ! これが良いの。予備にもう一つ買っておこうかな」と2つ手にしたのは、まさに私が買っているスポンジ。パッケージを外して出しているから、違うものと思ってる?

豚肉やサンマなど多少手がかかるものも、やる気が出ているのかどんどんカゴに入れる。もちろん調理済みのお惣菜関係もいくつか選んだ。お昼時間も近い。最後にお菓子のコーナーを巡り、「保存用に」とカップ麺を2つ選んだところで、ショッピングは終了した。

父の買い物とは少し毛色が違うたくさんの食料品を前に、お昼は何にするのかと思っていたら、母がお湯を沸かし始めた。そして、さっき買ったカップ麺を開ける。それ、一番日持ちするやつ。

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