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介護に関係ない話 ④ ポルターガイスト的な何か

我が家のリビングは吹き抜けになっていて、遠い天井にダウンライト状のLEDがついている。電球交換はどうするんだ、と最初に見たときは思ったが、10年くらいは持つはずだからとあまり気にせず使っている。

が、夫はそこが大いに気になるらしく、スタンドライトや間接照明を使って、リビングのスイッチは入れない。電球が切れるのがイヤだから、電気を使わない?! ちょっと謎な気はするけど私が点けていても文句を言うわけではないから、お互い不可侵の部分。

ある夕方一人でテレビを見ていたら、急に少し暗くなって、天井LEDの4つのうち1つが消えたことが分かった。あらら。1つくらい切れても明るさには問題ないが、4つまとまって付いているので、他の電球の寿命に影響しないか気になる。この家はまだ築2年だから、交換するならハウスメーカーに問い合わせるのが手っ取り早いか。

そう思いながら説明書を見てみると、電球の寿命は40000時間、器具は3年保証とある。消耗品は保証期間外らしいけど、これなら交渉の余地がありそうだ。なんて考えていたら、電気がパチパチ瞬きするようにして、また点いた。翌日も、その翌日も普通に点灯する。接続が悪いのか、まあ、しばらく様子見か。

という話を、外食に向かう車の中で夫にしたら、「それ、ポルターガイストじゃないの」と言われた。夫からそんな言葉が出るなんて思いもかけなくて驚いたけど、そういえばあれは、お盆の入りだった。急に消えて、2、3分でまた点くなんて、まさにポルターガイスト的。

「来てたのは私の母か、あなたのお母さんかどっちだろう」と夫に振ると、「ウチの親だと思う」という。義母なら、確かに存在を知らせようと何かしそうだ。そんな話に夢中になっていたら、頼んだ食事が運ばれてきた。お箸を割ると信じられない形に折れて、「ここにも一緒に来ている?」と顔を見合わせたお盆の終わり。

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