手抜き介護 160 配食サービス、その後
今回実家に着いた日は、父がデイに出かけていて母1人だった。2時間後にはケアマネが来るので、さっそく棚上げになっている配食サービスの件を持ち出すと、「アンタが止めてるんだもんね」という。え、何のこと。
私「ケアマネさん、2人の意見が一致しないから、手続きできないで帰ったんだよ」
母「意見なんて一致してるよ」
私「どんな風に」
母「お弁当を取るって」
私「おかずだけにするとか、ゴハン付きとか揉めたんでしょ」
母「揉めてなんかないよ」
「あんな大きい声が出るんだと思ってびっくりしました」と聞いたけど、全く覚えていないみたい。母的には、話を進めようとしたら、私が待ったをかけたと思っている。その後ケアマネと父が揃ったところで話をまとめることに。
① お弁当は取ることで一致した。よし!
② 父は「ご飯なし(30円しか安くならない)」で母も了承した。よし!
③ 週に何回頼むかで揉める。ああ!
母は月から土まで毎日頼みたい。「え、日曜は休みなの?」という勢い。父は連日届いたら持て余すから、月火木金の4日もあれば十分だという。でも母に押されて、週5に妥協した。それでも自分と同じにしたい母は、引かない。
母「水曜日はどうするの!」
父「あるもので済ます」
母「欲しがらない?!」
父「何?」
母は自分だけに届いたお弁当を欲しがらないと、はっきり言えと迫っている。父が母のおかずを欲しがっている光景なんて、60年間1度も見たことがない。その逆はあるけれど。でも結局、週6と週5、ご飯つきとご飯なしで頼むことが決まった。
この後は市に申請し、許可が出たら業者が面接に来て(前にも利用しているのに!)、内容をもう一度確認し、問題なければ配食スタート。早くても年明け、2週目以降になるらしい。ここで母が、「3月くらいでやめたいの。出来る?」と言いだした。今その話は要らないと、ケアマネと2人で遮った。