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手抜き介護 157 少し開いている冷蔵庫

実家の冷蔵庫が、気が付くとうっすら開いている。チカラを込めて閉じたら大丈夫だけど、普通に軽く閉めると、ゆっくり開くようになった。パッキンが劣化してきたか。

母が「この家にはもうお金をかけない」と宣言したのが、7年前。父を見送ったら自分は施設に入るので、お金はそこで有効に使いたいという趣旨の話をしていた。が、どんどん暑くなる夏を扇風機でしのぐには限界があって、その後しぶしぶエアコンをつけることになる。

改めて「もう何も買わない」と言っていたけれど、今度は浴室のボイラーが壊れ、居間のストーブも交換が必要になり、床暖カーペットを外し、洗濯機が故障し、水洗トイレも新しくした。そして今回の冷蔵庫。

もう15年くらい使っているから替え時ではあるけど、この先どのくらい使うか分からないのにまた10万ガネ?と、2人とも渋い顔をしている。でも、ないと暮らせない。中身はいつもパンパンだから、サイズダウンも出来ない。両親の代わりに、家電が列をなしておトシを召されていくようだ。

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