手抜き介護 137 レトロホテル
ホテル話をもう一つ。
いつも利用している古くて狭いお気に入りホテルには、室内温度調節のツマミが1つだけついている。右にひねると弱、中、強とだんだん強くなるタイプ。同じスイッチで暑い時期はクーラーが効いて、冬には暖房になる。
でも、今時期って、とっても微妙。朝方は結構冷え込んで、人によってはストーブをつけたりする季節だけど、晴れ上がった午後なんかはまだ夏日を記録する。汗だくで部屋に戻って来てスイッチを入れたら、暖房が噴き出てきたりして慌てて止めることも。
今の設定が暖房なのか冷房なのか知る術はなく、つけてみて、風口に手をかざして、そのままにするか止めるか決める。あとは窓を開けたり、空気清浄機の風量を上げて涼しくするしかない。でもそのくらいの不便さは、まあ特に苦にも思っていない。
ただ今回の部屋は、便座の保温がうまく機能していなくて、お尻が冷たい。今どきどこでトイレに入っても、みんな私を温かく迎えてくれるというのに。滞在中用に100均で便座シートを買おうと思いながら、今日も忘れてしまった。あのヒヤッと感には、ちょっと慣れられない。