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手抜き介護 128 通信困難

父のいとこが亡くなり、その息子から兄経由でお通夜の日取りなどが伝わってきた。父に電話しても、出ないためということらしい。実家は2人とも耳が遠く、自分からの発信しか出来ないので、着電をスルーすることが少なくない。こうなると、母携帯にショートメールする以外、連絡法はない。

その日取りは、ちょうど(と言うのもナンだけど)私が実家に滞在するあたりだったので、いつもの荷物に喪服セットを足して用意した。黒バッグと靴も入れるとリュックと手提げだけでは運べない。持ち物が3つなんて、絶対イヤ。この際、靴は類似品で勘弁してもらうことに。

葬儀のあるお寺は、実家から50㎞ほど離れている。父と行くならレンタカーが必要なので、駅近のレンタカー会社のアプリ登録をした。性別欄が3つ、「男性・女性・その他」とあったのが新鮮だった! 父の代わりに私1人でとなれば、JRが便利そうだ。調べてみると、時間もちょうど良いのがあった。

そして実家に着き意向を訊いたら、「もう香典を郵送した」という。体力的に参列は無理と自分で判断したらしい。そういう打ち合わせが、前もって電話で出来たら不用な荷物を運んで来ることもないのだけど。

実家から用事があるときは、電話で一歩的に話されるのみだし、こちらからの連絡事項はショートメールだけ。返信は出来ないから、読んだかどうかも分からない。20年位前、母がパソコンに興味を持ち、メール交換くらいは覚えたときがあったのだけど、老人会のメル友に「あなたのメールでウイルス感染した」と言われてヘソを曲げ、止めてしまったのだった。あのまま続けていたら、世界が随分違っただろうになあ。。。


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