No.2 グミの実ジャム
「グミの実ジャム」のレシピ(2020.6.19収穫)
ヤマモモに続いてグミのジャムです。
秋に収穫を迎える種類もあるけれど、我が家にあるのはこの時期に採れる夏グミ。グミというと、むにむにとした食感のお菓子を思い浮かべるけれど、グミの実とは特に関係ないみたい。真っ赤でつやつやの実が、初夏の緑に映える。そのまま食べると、とろっと甘くて、ちょっぴり渋い。凍らせて食べるのも手頃でとってもいいし、ジャムにするとそこはかとなくトマトみたいな爽やかさがあって面白い。そんなグミの実です。
《材料》
・グミの実
・砂糖:濾した後の、果汁と実の重さの3分の1(甘いほうがよければ2分の1)
・柑橘の果汁(今回もすだちを使いました)
《作り方》
①お鍋に湯を沸かして、洗っておいたグミを1分ほど茹でる。(茹で過ぎると蕩けてしまうので注意)
②湯切りして、グミを木ベラとザルなどで濾して、種と分離する。
③果汁と実を鍋に戻して、砂糖を入れて弱火で、半分になるくらいまで煮る。柑橘の果汁を絞って、しばしグツグツ煮る。
④瓶に詰めて、できあがり。
山沿いの子どもの暮らし
子どもと野山の実は、何かと縁があるのかもしれません。
グミを初めて見たのは柑橘農家さんの畑にお邪魔した時のことなので、4年くらい前のこと。道に赤い実がたくさん落ちているので、「これは何ですか」と聞くと、グミの実だよと教えてくれました。子どもの頃は学校から急いで帰ってきたんだ、と。なぜなら、近所の子どもたちもグミの実をせっせと食べるから、なくなる前に行かなくちゃ、ということだそう。
教えてくれたおじいちゃんの小さな頃を思い浮かべて、微笑ましくなるのでした。
おまけ
《捏ねないパンの作りかた》
捏ねないパンは、ざっと仕込んで、ジャムをつけたりするのに丁度よく、すっかりお気に入り。ソフトフランスみたいな感じ。
冷蔵庫でゆっくりオーバーナイト法で発酵させるのも、皮がバリッとして美味。でもハードパン好きとしては、もうちょっといい塩梅を探りたいところかなぁ。とはいえ、気軽にできて焼きたてを味わえるのでジャムと一緒にぜひ。
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