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サラエボ通信第4号

私の店、サラエボスナックのフリーペーパー「サラエボ通信第4号」できました。以下その内容です。

○日々の事
自宅近くのアパートのベランダに毛布が干してあるのを見かけたのですが、その毛布が真っ赤でした。あの毛布で寝たら興奮するであろうなぁ。疲れている時にあの毛布で寝るのはきつそうだ。
僕の家のカーテンは全て赤にしております。赤というか紫っぽいというか小豆っぽいというか。学校の体育館のステージを思わせるような色あいです。その色を見ると、保育園時代にステージでチムチムリーに合わせて踊ったのを頭が思い出します。何で赤にしたのかって、アメリカのバッドレリジョンというバンドの歌詞で、彼女は目覚めが良いようにカーテンを赤にしている、って箇所があったからのような気がします。
この前、フェイスブックを見ていたら知り合いが長文でコロナによる人間の村八分心理みたいな事への批判を書いていて、文章の内容もなるほどとうなずけるものだったのですが、濃厚接触が農耕摂食になっていたのが少し面白くて良かった。その人は漢方医であり、ヒッピー寄りのミュージシャンなので何となく分かるような気がした。農耕とか、摂食とかを普段良く使うのをAIが予測変換したのではないだろうか。農耕摂食って気持ち良さそうだなぁ。天気の良い外でだな。濃厚接触も気持ち良いか。

○本について
釣りキチ三平の作者の矢口高雄先生が先日亡くなられた。丁度僕は先生のエッセイの「ボクの学校は山と川」を読んでいるところだったのでタイムリーだった。「マタギ」と「ムササビの復讐」も読んだところだった。なんでそれを読んだかと言うと、沼津駅の上の本屋さんで先生の「おらが村」という本を見かけて、帯にエレファントカシマシの宮本浩次の言葉が書いてあって気になって読みたいと思った。それを見かけた時が、カムイ伝を読み終えた頃だったからというのもある。それで、いつもの如く、ブックオフオンラインとネットオフで探したけど、中古では手に入らないようだった。上巻ならあるけど、みたいな具合だった。じゃあ、矢口先生の本読んだ事ないから何か他で短編をと思い買ったのが先にあげた3冊。僕は、古本屋の百円コーナーで古いマンガを探して買う事が多い。その際、一巻とか、上下、上中下巻くらいで終わるものを買う。何巻もあるものだと、1巻から順に中古で揃えるのも大変だし、読むのも時間がかかるから。あとは、他人に薦める場合にも長くない方が読んでもらえたり手にとる気になってもらえるからです。カムイ伝に関してはインターネットで全巻揃ったものを買いました。沼津に住んでから、全巻揃いで買ったマンガはカムイ伝、寄生獣、ブッダ、特攻の拓です。よっぽどだとそうやって買いますが、楽しいのはやはり、本屋さんの中古の百円のコーナーの限られた中から、あっこれ読んだ事ないなって手に取って、少しめくってから購入するやり方です。出会いやエピソードも楽しむわけです。沼津でそうやって出会った、良い出会いをしたマンガは、ドラネコロック(鴨川つばめ)と、足摺り水族館(panpanya)です。ドラネコロックは名古屋の友達にあげちゃったので無いですが、他のこの文章に出した本はサラエボにありますので、貸し出しもしています。

○音楽について
少し前にサラエボにメタル好きなお客さんが来ました。言われてみるとメタル聴きたいなと思いました。お金が無い頃に売ってしまったので家で探してみてもメタルは見当たりませんでした。前にちょこっと持っていたのは、メタリカ、メガデス、アンスラックス、レーサーXとか。レーサーXとアンスラックスは何だかふざけてる感じとメタル愛を感じて好きです。1枚メタルが残っていたのがダークネスです。それで改めて聴いてみたら、メタルとはちょっと違う感じがしました。ボーカルはメタルっぽいんだけど曲調はハードロック。ポップっぽい聴き易さ。ふざけてる感じもあるから好きなんですけれども。そのお客さんに頼んでもあるんだけど、店にメタルのCDもいくらかあったらばと思っています。

○グルメ
寒くなって来たのでサラエボで牛乳を温めて飲んだ。温めると味わいが随分違います。成分の反応もあるだろうが、温かい事により少しずつ飲む。温かいので吸収の仕方も違うであろう。お茶、コーヒー、日本酒、ワイン。温めるという事は温める時間、味わう時間の分も長くなる。時間的余裕を持って、飲む事に加えて時間も楽しむのは良いであろう。大学生の頃にコメダコーヒーで1年位アルバイトをしていました。長時間滞在する人が多かったです。1杯で1~2時間いるわけだから店の売り上げからしたらどうかなと思うけど、そうやって喫茶店で、例えば一人で本でも読みながらゆっくり過ごすのは良い事に思います。その頃の常連さんで、夜に一人で来る小柄な眼鏡のおじさんがいました。人の良さそうな人で、ホットミルクを一杯頼んで1時間位いました。僕は、いい年して何が「ミルク」だ。子猫かよ。と思っていました。でも、あれから17年位経って、確かにホットミルクはリラックスできるような気がします。、でも、喫茶店でミルク頼むのは恥ずかしいなぁ。

○店の事
ある人からもらったキャンドルを店で火つけてました。思ったよりずっと長持ちで、店にいる間ずっと火を灯していたのですがちょうどこれを書いている時に終わりました。15日位経ちました。すごい。店にはテレビが無いし、お客さんがいないと視覚的に動きが少ないので、キャンドルが灯っているとそのゆらめきが動きを店に与えてくれます。火を眺めるのは心安らぐし心暖まる。また一つ気付きがありました。

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