書いたら楽になるかと思って
2人目を無事に出産した。
新生児は小さくて、小さくて、小さくて、軽い。
嘘みたいに小さな顔をまじまじと見て、お腹の中に居座っていたのはあなただね、と笑った。
それからあっという間に3週間が過ぎて、私は幸せの中にいるはずだけど、夜眠れないことが増えている。
赤ちゃんはタイマーでもついているみたいに、授乳が済めば3時間ぐっすり寝てくれて、最近の夜中は3-4時間眠ってくれることもある。
それなのに私が眠れない。
疲れているのに眠れない。
寝室ではないから?
ベッドではないから?
普段は子供部屋として使っている雑然とした雰囲気が暗闇でもうるさいから?
悶々として寝返りを打って、時計を見ないように過ごしていても、痺れを切らしてスマホを見てしまう。どうして眠れないんだろう、もうすぐさっきの授乳から3時間経ってしまう、明日の日中だってどうせこの部屋ではぐっすり眠れない、睡眠不足だ、また不整脈が起きたらどうしよう、もし自分の身に何かが起きたら、
そこからどうしてこうなるのか。
高校時代の辛かったこと、職場での辛かったこと、今までの辛かった出来事の回想が始まってしまう。
これだから眠れない夜を過ごすのが怖い。
そしてまた翌朝、不機嫌な顔を夫と長男に見せてしまう。
ぐっすり眠ってる夫よ、あなたは何も悪くないのに。休日にはこっちで俺が寝るよ、と代わってくれるのに。当たってしまってごめんなさい。
大好きな大好きな長男よ、ママはあなたが大好きなのに。遠慮をさせてしまってごめんなさい。
ママどうしたの?これグミあげるから元気出して、って優しい言葉をありがとう。いつも通りに笑えなくってごめんね。
そしてもうひとつ。
大好きな大好きな長男よ。
これまでずっと、ママにべったりだったのに。
あなたが産まれてから今日までずっと、ママの中心はあなたで。仕事で毎日がままならない時も、保育園の送迎、車の中でのおしゃべり、帰宅してから一緒に過ごして、お風呂も歯磨きも寝かしつけもママだったのに。
出産前後からその全部がパパの役割になってしまって、なんだかママはあなたが離れてしまったような気がして寂しくもある。
パパに代わっても、変わらず頑張るあなたを褒めてあげるべきなのに。
赤ちゃんが泣いていたら、僕のおっぱいをあげようか〜?、お兄ちゃんがいるから大丈夫だよ〜!
こんな声がけができるようになったあなたを心から褒めてあげたいのに。
寂しいなんて、自分勝手にこんなことを考えてるママの方が子供みたいだよね。
でもママだってこんな寂しさを味わうなんて思ってもみなかった。(なんなら上の子可愛くない症候群を恐れていたくらい)
だから夜中に何度も何度も抱きしめること、何度も何度も大好きだよって伝えること、勘弁してちょうだいね。
おっぱい飲みたいな〜って言葉が、冗談なのか、ほんのり見せた赤ちゃん返りだったのか、
どちらにせよ、もっとママに甘えておいで。
優しいあなたに遠慮は不要と思ってもらえるように、まずママは元気にならないと。
心のうちを書き出したから、今夜は少しでも眠れますように。