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久しぶりの哲学カフェ



ずっと行きたかったけどなかなか予定が合わずにいた哲学カフェ。
やっと都合がついたので、参加してきた!


直前まで夫に怒り心頭で、他のことに手がつかないかと思ったけど、席について会話が始まってしまえばその時だけは忘れて没頭することができた。


哲学カフェとは

飲み物片手に進行役のサポートのもと、私たちの暮らしや社会に関わるテーマについて、参加者同士で話し合う営みです。1992年にフランス、 パリのカフェで自然発生的に生まれ、その後、世界中に広がりました。日本では 2000年ごろから行われるようになり、現在では全国100カ所以上の場所で行われていると言われています。

総務省ホームページより



今回のテーマは
「自立するとは、頼れる人を増やすことである」は本当?



脳性麻痺がある医師の熊谷晋一郎さんの著書で見つけた一節とのこと。



テーマが結構広い話なので、どのように狭まっていくか、話が飛躍していくか、フォーカスしていくか、などなど自分なりに理解しながら聞いていた。
時に発言もしたけど、頭の中でぐるぐる考えてしまってなかなかまとまらなかったなぁ。

でも、この言葉に出来なくて思考が渦巻いている時間が結構好きだったりする。

もともと白黒はっきりさせたいタイプだけど、そういうものの捉え方を変えたくて「あえて話さないで話の行方を見守ってみる」「結論に向かわず、発散させる方向で考えてみる」とかを哲学カフェでは意識してやっている。


そうすると頭が熱くなってくる。
耐えながら、自分の意見や気持ちがゆるく立ち上がってくるのを待ちつつ人の話を聞く。


訓練のような感じですごく楽しい。
がっつり自分と向き合う時間になってる。



もちろん、他の参加者の意見を聞くのも好き。


「思いもよらない意見」みたいなのはあまりないけど、個々人の経験や生活に照らしての発言はすごくずっしりくることもある。

そういうことを聞く中で、自分て恵まれてるなぁなんてふと感じて、すぐに比較してしまう自分の癖も含めてまたぐるぐる渦巻いていく。



最後は、話し足りない!って思いながら終わることが多い。だからいつもモヤモヤしちゃう。そこもまた訓練になっていい。



ロンドンに行っても哲学カフェに参加してみたいなぁ。





関係ない写真。家の目の前の木がちょっとずつ紅葉していく







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