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技術習得におけるメタ認知の重要性
背景
エンジョイで草フットサルをやっているとはいえ、成長する=これまで出来なかったことが出来るようになるのは嬉しいことである。ダブルタッチやトンパを初めて大会で決めた時は興奮したのを覚えている。
しかし新技術の習得は草フットサルにおいて簡単ではない。月に数度のフットサルでは部活のように反復練習の機会がないからだ。
今回、反復練習の機会がない草フットサル勢に向けて、技術習得効率を大きく左右するメタ認知という考えとその重要性を紹介したい。
ここで言うメタ認知とは何か
草フットサル勢には、反復練習を行うためだけの機会がないので、大会等の試合中に機会を見つけたり作ったりして練習を行う必要がある。
ここでいうメタ認知とは試合中にどれだけこの練習のことを思い出して意識できるかという認知のことである。
メタ認知が苦手な友人と話していると、試合前は「この試合は逆足で捌くのを練習してみるわ」と言っているのが、試合が終わって「どうだった?」と聞くと「試合に集中しすぎて完全に忘れてた」となる。思い出したとしても最初の1,2回だけで途中から忘れてしまうようだ。
メタ認知の重要性
仮に1試合で最大20回の練習機会がある場合に、20/20で練習できる人と、1/20でしか練習できない人がいれば、技術習得の才能に相当な差があっても前者が先に修得するだろう。
改めて言うが、練習時間がしっかり確保でき特定の技術だけを反復練習する機会があるならメタ認知はそこまで重要ではないかもしれない。
しかしそのような機会が少ない草フットサル勢が今後も成長する喜びを味わいたいなら、まず何よりも試合中にメタ視点を意識する能力=メタ認知を高めることが重要だと言える。