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ブランド保護についての再考

こんにちは。クルツジャパンのタナカです。
KURZといえば、転写箔やホログラムを連想される方が多いかと思いますが、当社はさまざまな業界に薄膜技術を駆使した製品を供給しております。セキュリティの分野では、紙幣やパスポートの偽造防止対策としてセキュリティホログラムを世界各国でご採用いただいております。
また昨今のデジタル化に伴い、オンライン真がん判定サービスも展開しております。

今回は、ブランド保有企業にとって重要なブランド保護について、KURZドイツ本社の発信レポートを紹介いたします。

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模倣品やブランドの悪用がますます日常化している世界では、こうした脅威に対抗するための革新的なソリューションに対するニーズが高まっています。そしてブランド保有企業は、以前にも増して自社製品および知的財産権を保護するという課題に直面しています。

このような環境において、信頼性のある実用的なセキュリティマーキングのスペシャリストであるクルツのグループ企業 SCRIBOS(スクリボス)と、オンラインブランドプロテクションのエキスパートであるglobaleyez GmbH(グローバルアイズ)が手を組み、革新的なブランド保護ソリューションの提供を開始しました。両社のコラボレーションは、デジタルと物理的なセキュリティ対策のユニークな組み合わせが特徴です。オンラインからオフライン(O2O)の包括的なブランド保護対策をワンストップで提供できるため、ブランド保有企業にとっては費やす時間やリソースの削減にもつながります。

ドイツ企業による先駆的なブランド保護

globaleyezは、オンラインブランドプロテクションにおける豊富な経験を活かし、SCRIBOSのサービスで取得したデータを活用し、ユーザーのブランド保護を成功へと導く理想的なパートナーです。globaleyezは、ブランド保護および販売・流通チャネルのモニタリングにおいて10年以上にわたる業界トップクラスの経験を有しており、特にブランドのEコマースにおけるプレゼンス確保と知的財産の保護(オンラインとオフラインの両方)に重点を置いています。globaleyezは、世界中のマーケットプレイス、ドメイン、画像、ソーシャルメディア、Appストアのモニタリング、50カ国以上で不審な商品の代行購入、主要マーケットプレイスでの売上追跡など、包括的なサービスポートフォリオによりブランド保護の新たなスタンダードを確立しています。さらに、知的財産権を侵害するコンテンツを削除し、持続可能なエンフォースメントプログラムを実施するために、的を絞った対策が取られています。globaleyezは、これらのプログラムの一環として、オンラインマーケットプレイス、検索エンジン、決済プロバイダー、ドメイン登録業者、国際当局など、さまざまな協力パートナーとの大規模なネットワークを構築しています。また、この協力体制はクロスプラットフォームであり、globaleyezは具体的な摘発活動の施策を定期的にチェックすることができます。

一方、SCRIBOSは20年以上にわたり、革新的で安全な製品ラベルのスペシャリストとしてグローバルに活動しており、2021年からKURZグループに加わりました。当社のデジタル認証技術とSCRIBOS 360プラットフォームは、偽造品や不正流通からの保護だけでなく、大切なユーザーとの交流、トラック&トレース機能、市場分析を通じて深い洞察を得ることも可能にします。

ダイナミックなコラボレーションによる効果的なブランド保護

SCRIBOSとglobaleyezのパートナーシップは、ブランド保護における現代的で統合的なアプローチの一例です。このパートナーシップにより、ブランド保有企業は増え続ける偽造品に効果的に対処できます。このダイナミックなコラボレーションの有効性は、以下2つの例で実証されています:

ユーザー顧客はSCRIBOS 360プラットフォーム上で模倣品を報告することができます。また、globaleyezは不審な商品の代行購入や不正流通者の摘発など、的確で的を絞った対策を講じることができます。
もう一つの例は、SCRIBOS 360プラットフォームで分析できる不審なスキャン結果による模倣品発生源、偽造業者の特定です。globaleyezはこれを利用してOSINT(オープンソースインテリジェンス)調査や不審な商品の代行購入を実施し、流通から模倣品を効果的に排除しています。

ブランド保護の今後

これらのアプローチは、オンライン調査データと物理的スキャンデータを組み合わせることで、偽造品対策に効果的なツールとなることを示しています。

globaleyez社のマネージングディレクターであるオリバー・ギマラエス氏は、統合的なブランド保護対策の重要性を強調し、次のように話します。「オンラインリサーチデータと認証スキャンデータを組み合わせることは、一歩先の取り組みです。さまざまな業界において課題が増加する中、ブランド保護対策が統合され相互に連動することは、ブランド保有企業にとって大きな安心材料となります。」

SCRIBOSのマネージングディレクターであるトビアス・クレーゼ博士は、次のように付け加えています。「私たちのソリューションを組み合わせることで、核心的な問題に対処し、模倣品や不正商品の大幅で持続的な削減を達成する明確な道筋が見えてきました。」

SCRIBOSとglobaleyezは、ブランド保護における未来志向のアプローチを体現しています。このアプローチにより、ブランド保有企業は時間と資源を効率的に使って業界で増大する課題から自らを守ると同時に、ブランドと製品の保護を最適化することができます。

オンライン、オフラインにかかわらず、ブランドをより安全で強固なものにするブランド保護のお取り組みの際は、ぜひ当社にお声がけください。

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原文はコチラから↓↓↓
Brand protection reimagined (orofin.com)


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