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車椅子の父と、北海道旅行 その1

ばたばたと出かけた、父(91歳)と娘(60歳)息子(58歳)孫(25歳)3世代の旅行の記録です。

はじまりは男3人3世代の旅

2年前に母が亡くなるまで数年間、父は自宅で、パーキンソン病の母の介護をしていました。
隣に住む長男=わたしの弟家族も、もちろん面倒をみてくれており、介護サービスのサポートも受けながらの日々。とはいえ、食事のしたくや着替え、夜間トイレに連れて行くなどは一緒に暮らす父の日課でした。
母が亡き後、弟はそんな父を旅行へ連れて行くようになりました。弟の長男、=父から言えば孫=わたしから言えば甥、との男3人の旅です。
彼らはこれまで、北海道、石垣島、台湾を旅行しました。
年齢のわりには元気だった父も、途中体調を崩して入院したりで、この数年で急速に体力が落ちていきました。
最初の北海道旅行ではレンタル自転車に乗っていた父も、台湾旅行では車椅子を使うようになりました。

父、3度め。わたし、初めての北海道

甥はこの春就職するまでの大学生の間、男3人旅に積極的に参加してくれていました。父は甥が大好き、甥も父を好いていてくれよく面倒をみてくれるのです。
その甥が仕事のため旅行への参加が難しくなり、わたしがついて行くことになりました(結果的には甥も2泊同行できたのですが)。
行き先は、北海道。
3泊4日の旅。
父は、自身の還暦のとき、そして昨年に続いて3度目の北海道。
わたしは人生初の北海道です。
前回の旅行では、稚内などえらく北の方を旅行した父たち。
今回は、父のリクエストで「白老村」と「旭山動物園」へ行くことにしました。
取りまとめ役の弟も、急遽参加することになったわたしも多忙で、
旅程の計画もそこそに出発の日がやってきました。

ジンギスカンの夜 


わたしは大阪から新千歳空港へ。夕方近い時間に九州から来る父たちと合流すると、レンタカー会社のバンでレンタカーの店舗へ。
予約していたヤリスのトランクに父の車椅子入ることを確認し、札幌へ出発です。

一泊目のホテル、『ラ ジェント ステイ札幌大通 北海道』にチェックインしたときには、もうすっかり日が落ちていました。

晩ごはんはホテル近くの『松尾ジンギスカン』へ。
路面店ですが、店内入ると一段だけ段差があります。
段差を乗り上げたとしても、店内の通路は車椅子で通るには狭い。
父は全く歩けないわけではないので、入ってすぐで車椅子を降り、奥のテーブルまでなんとか歩いて行きました。
お店の人の説明を聞いて、初めてのジンギスカンを食べ始めた頃、仕事を終えて東京からかけつけた甥が合流。父も大喜び!
ジンギスカンの煙がもくもくあふあれる店内で、服に匂いを染み付かせながら、
仕事を始めたばかりの甥の話を聞きながら、
おいしくビールとお酒とジンギスカンをいただいたのでした。

帰る途中コンビニでビールなど買い込んで、ホテルの部屋で4人で酒盛り。
ホテルには大浴場もありましたが、行ったのは弟と甥だけ。
父は疲れて寝てしまいました。

*本日(10/2)の車椅子旅行ポイント*

・レンタカーで借りたヤリスのトランクには、標準タイプの車椅子1台と、機内持ち込みサイズのキャリーケース3つを収納することが可能。
・ホテルの部屋のドアから室内に入るスペースは、車椅子で出入りするには若干狭め。



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