
オーストラリア旅行 Day3
今日はパースの南西にある、フリマントルで過ごします。
フリマントルはコロニアル調の建物が立ち並ぶ、美しい港町です。
パース市内からは電車で約30分。
電車が落ち着いた住宅街を抜け、港湾設備の向こうにインド洋が見えてきたら、終点のフリマントル駅へ到着です。
フリマントルマーケットへ

最初に訪れたのは、フリマントルマーケット。
このマーケットは、100年以上前に開設された市場で、建物もとても趣があります。果物や野菜、いろんな国の料理、雑貨や服などのお店がところ狭しと並んでいて、歩いているだけでもウキウキします。
私たち3人は、それぞれが気に入ったお店でフードとドリンクを購入し、ブランチにすることにしました。
実を言うと、娘と別行動でひとりでフードを買うのにちゃんとオーダーできるか、かなり緊張しました。
メニューもほとんど読めないのですから。
おっかしいな、こんなにダメダメだったかな、
と想像しているのは20代のバックパッカーの自分。
海外と縁のない生活を40年弱送ってきたのだから、
無理もない有り様なんですが。
では、マーケットを出た路地にある飲食コーナーでブランチです。
テーブルとパラソルが並ぶ一角では、路上ライブもあり雰囲気をも最高。
ふわふわの卵焼きのバーガー、メキシカンなサンドイッチ、ベトナム風生春巻き、すいかやマンゴーのフルーツ。
テーブルの上は賑やかで、そしてどれも美味しかったのでした。
地元民に混じって、サウスビーチで泳ぐ

現地の人のような過ごし方をしたい、そんな私のリクエストに応えるべく、
長女がサウスビーチに連れて行ってくれました。
フリマントルの街からバスで15分揺られて着いたサウスビーチ。
海岸の手前のエリアには、広い芝生と心地よい木陰を作ってくれる
大きな木が何本もあります。ところどころに木陰でくつろぐ人たち。
着替え用の小さな小屋で水着に着替え、さあ海へ。
ビーチの砂浜は真っ白、海は透明度が半端なく、本当にきれい。
周りには海の家も屋台もなにもない、海と砂浜と真っ青な空とかもめだけ。
そして思い思いに泳いだり、くつろいだりする人たち。
小さな子供も、若い人も、お年寄りもいます。
私たちも海に入ったり、砂浜で風に吹かれたりして時間を過ごしました。
気温は40℃近く。
日差しの強い西オーストラリアです。
砂浜ははだしでは歩けないほど熱かったけれど、
湿度が低くて蒸し暑さがないのが快適です。
海から上がると、芝生の一角に備えられた真水のシャワーで海水を流します。
屋外に一箇所だけあるシャワーを、みんなが譲り合って使います。
石鹸を使う人などいません。
シャワーのあとはみんなそのまま水着の上から服を着たり、
着替え小屋で着替えたり(小屋の中にはシャワーなんてない)。
その状態で街に繰り出すのはあたりまえなんだそう。仕事の休憩時間に泳いで、また仕事に戻る人もいるのだとか。
私も真水のシャワーのあと着替えて、髪の毛はやむおえずの自然乾燥。
でも現地の気候のせいか、髪も肌もべたべたしないんですね、これが。
木陰で荷物を整えたあと、フリマントルの街へ戻りました。
エミリーテーラーのディナーとインド洋の夕日

長女はワーキングホリデー中、
この街にある「エミリーテーラー」というレストランで働いていました。
フリマントルマーケットのすぐそばにある、お洒落なアジアンレストランです。
アジアンといっても、現地の人向けに味付けを変え、
サービスのスタイルも欧米風。
今日は、このお店でディナー。
長女にとっては、初めてのお客さんとしての来店であり、
働いた職場でに最後の滞在でもあります。
ひとりで渡豪したあとのこと、話してくれたあれやこれやを思い出します。
お店のスタッフの方もたくさん声をかけてくれました。
いい環境で働かせてもらえたのだなあと、感謝の気持ちでいっぱい。
どのお料理も美味しかったけど、イチオシはダンプリング。絶品です。
名残惜しいエミリーテイラーを後にして、
丘の上にあるラウンドハウスまで歩きました。
大昔の刑務所だった建物で、海の見えるすてきなロケーション。
この丘のからインド洋に沈む夕日を、時間を忘れて眺めました。
すっかり日が落ちた後は、リトル・クリーチャーズへ。
フリマントルの有名なブリュワリーです。
ペールエールのビールで、フリマントルの1日を仕上げました。