夏コミに参加してました。noteの更新をサボっててすみませぬ。X(ツイッター)では自サークルの告知を頑張ってみたんだけどね…… ■新刊間に合うか 事前にネタは考えていて、自分のストックから8割程度書けるとは思ってた。取材撮影を7月後半に2日ねじ込んで、執筆開始が7/28日曜の午後15時すぎ。22時までにあらかた書き終わり、あとは平日夜にレイアウト微調整。 われながらいつも滑り込み入稿だな。 ■1日目 コスプレ広場について 通販で買えるギリギリで発注。前日に届いた午前入場
今日は北海道最終日。車で移動しながら根室本線を撮影する。まだ日も登らぬ早朝、車のフロントガラスはびっしりと氷雪が張り付いている。 (2024年1月訪問 北海道4日目) まずは布部駅で駅撮りをする。降り積もった雪が北海道らしい雰囲気を醸し出している。何枚か撮ったら次に移動。 しかし、この雪景色である。ホワイトアウトが何なのか理解できる。道路も、畑も、空までも一面の白。赤いポールが無かったらまっすぐ走ることもままならない。 あらかじめ調べていた踏切に到着。天気が良す
新千歳空港からレンタカーで移動することにした。北海道は「試される大地」とも言われる。地図を見ると、予想以上に長い距離を運転することになりそうだ。新千歳空港から道東自動車道を経て、釧路の近くで撮影を行い、その後は峠を越えて富良野のホテルを目指す。安全運転を心掛けつつ、雄大な自然の中で胸が躍る。 (2024年1月訪問 北海道3日目) 高速を降り一般道に入ると、圧雪やシャーベット状の雪、さらには凍結路と、雪国ならではの運転には神経を使う。一瞬の気の緩みが命取りになりかねない。
札幌で昼食を済ませた後、小樽へと向かった。電車でわずか20分の気軽な旅である。函館本線からは、荒れ狂う石狩湾の景色が広がっている。夏の晴れた日には、きっと素晴らしい写真が撮れるだろう。 (2024年1月訪問 北海道2日目その2) 歴史ある港町、小樽。運河沿いの倉庫街は特に有名だ。ツルツルに凍った歩道を慎重に歩き、Googleマップで見つけた運河に近づくと、人だかりが。写真スポットには観光客が集まっていた。 待てど暮らせど、人の波は途切れない。周りは韓国語や中国語が飛
葬式鉄と呼ばれる鉄道ファンは、廃止間近の路線や車両に押し寄せ、批判されることがある。普段から乗車することの重要性を理解しつつ、私は廃止3か月前に、忙しさを理由に訪問を先延ばしにしていた根室本線を訪れた。 (2024年1月訪問 北海道2日目その1) 根室本線は、北海道の東端と道央を結ぶ幹線であったが、石勝線の完成により、峠を越える区間はローカル線へと格下げされた。特に東鹿越と新得の間は水害で不通となり、2024年の春には富良野までの区間が廃止されることが決定した。不通区間
不幸は、まるで連鎖反応のように次々と起こる。 地震の影響でキャンセルした新潟行きの新幹線チケットを払い戻し、家路についたその時、ツイッター(X)で衝撃のニュースが飛び込んできた。羽田空港で飛行機が炎上しているというのだ! ちょっと待ってくれ、私が持っているのは羽田発新千歳行きの航空券。これからどうなるんだろう。 (2024年1月訪問 北海道1日目) 運行情報をあれこれ調べても、行きの航空券は払い戻されるものの、帰りの分は対象外らしい。どうやら、覚悟を決めて飛ぶしかないよ
富山2日目である。性懲りもなく氷見漁港まで来てブリを食らう。美味いのだから仕方ない。いちおう念のために、1日目の昼で売り切れて可能性を考慮して2日目も氷見に行く工程を組んでいたのだ。 (2024年2月訪問) ブリを堪能した後は氷見線の撮影。キハ40形もこの先長くないだろう。天気が良ければ立山連峰が見えたのにと思いつつシャッターを切る。 さて今日の本題は富山市内の路面電車である。2日間有効のフリーパスで高岡・富山両市内の路面電車と在来線が乗り放題になっている。これは使
やたらツイッター(X)で寒ブリ丼の画像が流れてくるのである。氷見の海鮮丼は美味しいし、冬は寒ブリの季節だし、食べて地震の復興支援にもなるし、それにしても流行りすぎである。このビッグウェーブ、乗るしかない! というわけで新幹線のチケットを予約していた。(2024年2月訪問) 始発の新幹線に乗って、新高岡→高岡→氷見と乗り継ぎ、駅前のタクシーを捕まえて漁港の食堂へ。昼過ぎには売り切れるらしい、早く行かねば。 そしてこのブリ丼である。あふれんばかりのブリは身が締まって美味
カーシェアリングというサービスがある。レンタカーはよく使うのに、今までカーシェアに全く興味がなかった。色々調べてみたらタイムズカーシェアが人気らしく思い立って契約したは良いものの、どう使えばよいか難しい。慣らし運転的に少し運転したかったので、埼玉県の「りすの家」に行くことにした。 (2024年3月某日訪問) 埼玉県の狭い県道をゆっくりと流すようにトヨタヤリスを転がす。さすがのハイブリッド車、とても静かなモーター音で滑るように走る 市民の森・見沼グリーンセンターに着く
まあどうせ落ちるでしょうと申し込んでいた2023年の冬コミに受かっていました。久しぶりすぎるコミケ参加。4年ぶりにillustratorと格闘してなんとか入稿。新刊が届いたのでコミケに出ます。12月31日 二日目の東ホール"イ"13aだそうです。群馬の地方私鉄の写真なんかが載っています。 上信電鉄とかわたらせとか、群馬にはまっていた時期はあれど、本にすることはあまり考えないで撮りためた写真が多数。いざ本にするとなると取捨選択したりトリミングしたりのなかで、あーもっと別の
紅葉を見に行こうようという事で谷川岳に行く。上越線に乗って水上駅まで行ってバスに乗り換えて、という予定だったけど寝坊してしまった。仕方ないので新幹線に乗る。新幹線は早い。高崎駅から20分足らずで上毛高原駅に着いた。(2022年10月某日訪問) 上毛高原駅で関越交通のバスに乗り換える。が、乗り換え時間が数分しかない。ダッシュでバス乗り場に向かう。 10月の晴れた日曜の昼下がり。水上駅前を過ぎ、湯檜曽駅前を過ぎ、バスはどんどん山奥に進んでいく。バスの中からでも紅葉がよく
軽井沢。そこは高級リゾート地とされている。きっとお高いんだろう(要出典) なんせ新幹線に乗らないといけないし。 しかしバスで行けるらしい。それも在来線が廃止になった碓氷峠を走るバスがあるらしい。それならお手頃かもしれない(要出典) というわけで信越本線の横川駅に降り立った。(2022年10月某日訪問) 寝坊して遅い時間になったからなのか、日曜だというのにバス停には誰も居ない。近くを流れる小川は自然の静寂に支配されている。 路線バスとはいえ4列ハイデッカーの豪華な
北陸旅行最終日、とは言っても一泊二日だが。最後は風変わりなルートで帰ることとする。富山から新幹線で東京方面に向かうとグルリと山を迂回するところを、この山を突っ切るルートである。北アルプスと呼ばれる山々、富山側から眺めると山が立っているように見えるから立山と呼ばれるそうな。(2022年8月某日訪問) とにかく富山から長野までまっすぐに山を突っ切るのである。富山地方鉄道の富山駅で予約していた切符を発券して立山行きに乗り込んだ。 まあ朝早かったんでウトウトしていると立山
鉄オタの朝は早い。氷見線の始発列車に乗るためにまだ日が完全に登らないうちから起きる。高岡駅の氷見線ホームには国鉄型気動車が無駄に3両編成でアイドリングしている。平日なら通学で混むのだろうか。今、この車両には僕しかいない。(2022年8月某日訪問) 高岡駅を出て、列車は海に向かって進む。とはいえ車窓の風景は風光明媚とはいかず家の生垣が連なる。海が見えるのは終点が近づいてから。突然広がる日本海に目が覚める。 終点の氷見駅から少し歩く。潮の香りが漂う。せっかくだから港ま
富山駅は令和最新版と思わず呼びたくなる。まるで絵に描いたような未来都市然とした装いである。立派すぎる高架駅に登ると開放的なホームにちょこんとIRいしかわ鉄道の車両が佇んでいた。これから高岡駅まで移動して、万葉線と呼ばれる路面電車に乗る予定である。休日とはいえ夕方のラッシュ時間帯。発車間際に乗り込んだ僕に席は用意されていなかった。 (2022年8月某日訪問) 車内では否応なく乗客の会話が耳に入る。高校生だろうか、片方は電車通学でもう一人は自転車で通っているというような話
北陸に行きたい。北陸は旅人を魅了する何かがある。新幹線ができる前は在来線に何時間も揺られる、そんな遠い場所だった。機嫌のよろしくない週間天気予報と限りある休暇をにらめっこしつつ旅程を検討し、いざ行かんとホテルを予約したのは前日の夕方だった。なんと素晴らしい新幹線という乗り物があるにもかかわらず、北陸にたどり着く前に降りる旅程を組んだ。ローカル線の方がその土地の雰囲気を直に感じられるという目論みである。(2022年8月某日訪問) 上越妙高駅で降りて、えちごトキめき鉄道と