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ふわふわを寄越せ
USJででかいティムのぬいぐるみを買った。手を突っ込んで暖が取れるやつだ。
幼少期からわたしはぬいぐるみが好きだった。枕元には何かしらのぬいぐるみ達がベッドの縁を埋め尽くすくらいには沢山いたし、そのうちひとつを抱き枕代わりにして眠るのが常であった。
母のUFOキャッチャー好きも相まって、寝室じゅうにぬいぐるみやふわふわしたクッションがあるような環境で育った。
そのおかげか、月日が経って、そこそこの年齢になった今でもぬいぐるみやそれに準ずるものを見ると惹かれてしまう自分が居る。
形状問わずという訳ではないが、触り心地のよいもの、好きな動物やキャラクターを模したものには強く心惹かれる。
最近特に顕著なのが、冒頭でも触れたティムとミッフィーだ。わたしの中のかわいいスイッチ的なものが働いて問答無用で親戚の子に久々に会ったおばちゃんみたいな声を上げてしまうしキュートアグレッションも発動する。
ティムを好きになった経緯はよく覚えている。
USJに行くとミニオンたちがさも著名なアイドルであるかのように人々に囲まれているのを見ることができるが、そのの中でも特に小柄な、ボブというキャラクターが連れているのがティムという熊のぬいぐるみだ。目がボタンでふわふわしている。
最近までそこまで魅力を感じることはなかったのだが、ハロウィンイベントでのショーやグッズを見ているうちに好きになってしまった。
不可解なのが、ミッフィーを好きになった経緯である。ある日突然、気がついたら好きになっていた。
通常版ミッフィーももちろんかわいいのだが、わたしが好きなのはいわゆる野生のミッフィーと呼ばれる服を着ていない四つ足のミッフィーだ。我が家では全裸のミッフィーと呼ばれている。
あの真顔でさも裸が当然ですよというナリをしているのが非常に可愛らしい。
今調べたらこの全裸のミッフィー、ミッフィーじゃなくてディック・ブルーナ氏流のふつうのうさぎらしい。マジか。
じゃあふつうに座ってて服着てないうちのミッフィーはなんなんだ。MoMAの前では裸も自己表現のひとつなのか。