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がんばらなくても朝陽はのぼる(私の音楽活動)


ここ、noteではお久しぶりです。

ずっと書きたいなと思ってたこと。

音楽との向き合い方。

ここ数年の生活について。

コロナ禍、あれは誰にとっても何かしらの影響があった時期でしょうか。

あの頃から私は「頑張っている自分」を少しずつ手放せました。

音楽活動を始めたのは、そうでないと人生がもたなかったから、です。

(この辺はまた、いつか詳しく書けたらと。)

でもズブのど素人がいきなりライブに参上して、マンガみたいに偶然居合わせたプロデューサーだかスタッフだかにまだ未熟だけど光るセンスを見つけてもらってとんとん拍子にデビューしちゃいました!

なんてことを夢みてても現実はそうじゃなかった。(当たり前)

私は大阪と名古屋で2013年ごろから音楽活動を始めたので、その時のことではあるのですが、とにかくみんな、宣伝宣伝、来てください来てください、買ってください買ってください、これが売れないと怒られます、何枚売れたらCD出せます、などの頑張ってるアピールをしているアーティストがとにかく多かった。

行ける日は路上ライブ、無理ならツイキャス、体調崩してもライブに穴はあけずにいく、今みたいに少し熱があるので出演辞退なんてしたら「この子はやる気あるの?」と言われてしまうレベルってくらい、「あの子は頑張ってるから応援しよう」の気運があったと思います。

私もその波におされて、1人でも、1枚でも、1回でも多くって精神でした。
売れない、振り向いてもらえない、それでも落ち込んでる暇はない、、、。

みんな、交通費もすっごい安く夜行バスとか駆使して全国遠征してた。私も夜行バスは滅多に乗らなかったけど、お客さんなんていなくてもお構いなしに行ってつながりつくって、何か1つでも、なんでもいいから、来た意味を作ろうとしてた。

たまに、いやけっこう、冷静になった時に心が壊れてしまいましたが、、、。笑

でも、そんな時にできた曲たちも、思い出深いです。よくがんばった。あの時にしかかけない曲。

心のどこかで「いつまでこんな日々が続くのかな」なんて思ってたり。見て見ぬ振りしてた。

2020年。

完全にライブがストップした。

その時、ひたすら練習してたんです。
あとレコーディング。
ライブできないからって理由で、外に出なくてもできる音楽をしてた。

無理はしてても、音楽への気持ちは変わらない本当のものだったから。

その時の時間の過ごし方が良かったのかな。
仕事もなくなったけど、自分との時間が増えた。自分の心の声との対話が増えた。

結果的に、いま、ものすごくお客さんは減りました。もともと少なかったけど。笑

あの時みたいに、ツイキャスに路上ライブに他媒体での配信に、、、そして経済的な支えもないから最低限生きていける収入の確保。

それをやってたら、今よりお客さんはいたかもだけど、自分が壊れてたなって。

この頃リリースしてる曲は、ギリギリじゃない感が前よりあると自分で思ってます。

アーティストとして大事にしたいこと、自分らしくいること、それを好きになってくれる人を大切にすること。

もちろん今も音楽に夢中。
あの時よりもずっと時間とお金をかけている。

自分にとってまずは心地いいものであるように。

朝陽が昇ると、安心するから。。。
そんな当たり前のことに感謝できる。
頑張ってるから認めてよとか、買って欲しいとか、もちろん人気もお金もあった方がいいけれど、私がそうありたいアーティストの姿でいることがいちばん大切なのです。

来年も、よろしくお願いします。

くるみ


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