【イベントレポ】InstagramDayレポート前編_20191029
InstagramDay2019(Instagram×ビジネスの活用法を知る一年に一回のイベント)のセッションログです
▼InstagramDayってどんなイベント?
・年に一度、広告主・代理店等が参加し、Instagramの最新情報・ビジネスにおける活用事例をいくつかのプレゼンテーションで学ぶ場
・Instagramにまつわるミニアトラクションやお菓子などが提供されて、Instagramの世界観に入り込めるイベントとなっている
・今年はこんな感じ
- 自分のGIFを作れたり(なんと明日から実際のInstagramストーリーズ内で使えちゃう)
- 楽しいストーリーズが取れるようにモニュメントがあったり
- Instagramにまつわるアンケートに答えながらチョコレートをカップに入れられたり
- 最新のストーリーズについて触って学べるワークショップがあったり
と盛沢山!
▼各セッションの要点(本編で扱うのはセッション1-3)
セッション1 Instagram Innovation Roadmap
・Instagram×日本の相性が良い
・ビジネス利用は発見タブ・ストーリーズ・ショッピングの3つが肝
セッション2 日本でInnovationが愛される理由
・MAUは伸び続け、3300万人に
・伸び続けたポイントは若年層の利用とストーリーズの利用
・検索行動は「ググるからタグるに」
セッション3 ブランディング目的の活用方法
・Instagramも成長してユーザー数増えたおかげでブランディング面でも効果的に
・最新のアップデートはストーリーズのアンケート機能とブランドコンテンツ広告がHOT
・サムスンはInstagramとのコラボでデジタルマーケティングを工夫している
セッション4 パフォーマンスを最大化するための広告クリエイティブ
・クリエイティブのクオリティこそ、キャンペーン成功の鍵
・クリエイティブのトレンドは縦型
・ストーリーズ広告を効果的に作るカギは3つ
- look&feel, ブランドと製品, フォーマットの活用
セッション5 クリエイターに学ぶInstagram活用法
(スピーカーは、モテクリエイターゆうこすさん!)
・ゆうこす:Instagramの特徴を踏まえるのが大事(特にタグでの検索)
・エージェンシー的、インフルエンサーマーケティングで注意する点3つ
- KPIの設定, 浸透圧, プラットフォームにあったクリエイティブ
セッション6 ダイレクトレスポンス目的の活用方法
・コラボレーション広告によってブランドもダイナミック活用が可能
・シグナルをとにかく貯める!(自動詳細と手動詳細マッチング両方の活用)
・エン・ジャパン株式会社のInstagram活用実例からポイントを抑える
- シグナルをためる・クリエイティブを回す量を増やす・パートナーと協働
▼セッション1 Instagram Innovation Road map
●要点
・Instagram×日本の相性が良い
・ビジネス利用は発見タブ・ストーリーズ・ショッピングの3つが肝
●なぜ日本でInstagramが流行っているのか?
・日本文化のコアがInstagramの思想と似ている
- クラフトマンシップ・シンプルさ
●Instagramのmisson
・大切な人や大好きなことと、あなたを近づける
●Instagramを使う目的?
・インスピレーションを得るために
- 興味関心が消費者の行動を動かせる
●Instagramはユーザーの行動変容に影響している
・83%は他の人の投稿をみて、行動に即移している
- 視覚的に訴えることができるから
●ビジネスにどう利用する?
・発見タブ
- 利用者の興味関心に合わせて、パーソナライズ(カスタマイズされている)
- 消費者に合わせて、新しいコンテンツを表示(まだフォローしていないもの)
- 毎月50%のユーザーが発見タブを使用する
・ストーリーズ
-5億アカウントが利用している
- アンケートスタンプを利用できる(サーチなどに活用可能)
- インタラクティブな機能になってきているので活用するべし
- ビジネスの人も消費者と同じ使い方をするのが良い
└ストーリーズの広告は、消費者を巻き込んだインタラクティブになるものが主流になると思われる
・ショッピング
- テスト段階(一部マーケットだけ)
- 消費者は買い物をする際にInstagramを利用できる
- 効果的なタイミング:販売/ローンチ/試着機能
┗ローンチ機能では、リマインダー機能がある
┗試着機能はARを利用している→例)ARでリップのカラーを全部試せる!
●今後の展望
・日本がモデルケースになる可能性が高い(日本でテストして世界に広げるなど)
▼セッション2 日本でInnovationが愛される理由
●要点
・MAUは伸び続け、3300万人に
・伸び続けたポイントは若年層の利用とストーリーズの利用
・検索行動は「ググるからタグるに」
●伸び続ける会員数:MAUは3,300万人
・3年間で3倍弱の拡大
・伸びたポイントはふたつ
- ①若年層(18-29歳)と②ストーリーズ
●若年層について
・若年層の間ではInstagramがマスメディア!?
・検索行動は「ググるからタグるに」
- 興味のあるハッシュタグで探す
- なぜ?:キーワードサーチと違って感覚的にビジュアルで探せるのが良い
└特にファッション・グルメ・レジャー
・発見タブから行動促進をしやすい(健コス系とか特に)
・若年層はInstagramで行動する:85%
●ストーリーズについて
・フィードとストーリーズの特徴?
- フィード:消費者は情報収集と情報の発見
- ストーリーズ:インタラクティブスタンプ
└質問スタンプが最も利用されている(ロケーション/普通のスタンプと比較して)
・DAUの70%がストーリーズを利用している
・ストーリーズの投稿は1日日本で700万投稿(映画10,000本以上!換算らしい←1本何分の映画だよというツッコミありつつ
★これほどまでに人々はインタラクションを求めている
●ストーリーズをビジネスで活用する
・もっともみられたストーリーズの中でビジネス投稿が占める割合は1/3
・インタラクティブ機能を利用しているビジネス投稿60%
・Instagramを活用した成功事例 COHINA
▼セッション3 ブランディング目的の活用方法
●要点
・Instagramも成長してユーザー数増えたおかげでブランディング面でも効果的に
・最新のアップデートはストーリーズのアンケート機能とブランドコンテンツ広告がHOT
・サムスンはInstagramとのコラボでデジタルマーケティングを工夫している
●3つのあるある
1.Instagramでブランディング?リーチ小さくない?しかも高い?
・他プラットフォームと比べて、-60%
- 要因①:impの急激な増加 / CPMは3割down
- 要因②:impを人ベースで配信 ⇒ 効率良く素早くリーチできる
2.InstagramはSNSでしょ?オーガニック使ってるから大丈夫だもん
・オーガニックと広告について
-オーガニックの特徴
┗リーチできるオーディエンスに限界がある
┗既存のコミュニティーとの繋がり
┗投稿/ページでのブランディング
-広告
┗新規ユーザーの獲得
┗キャンペーン認知
┗目的に合わせた最適化(購買/インストールなど)
★オーガニックと広告との使い分けが大事
3. Instagram結構知ってます!何か最新のアップデートは?
A. Instagramストーリーズ広告でアンケート機能が利用可能に
・2択で質問できるインタラクティブな機能
・キュレル、DAZN、ダイキンなどの事例
B. ブランドコンテンツ広告
・著名人やクリエイターが投稿したコラボレーションコンテンツを広告としてプロモーションできる
- 企業視点ではない広告表現がおこなわれる、広告透明性の高い広告表示ができる
・フィードに掲載してあっても、Instagramストーリーズや発見タブへの表示が可能になる
●サムスン電子ジャパンの取り組み
・若年層(初めて携帯に触る世代)にフォーカスしてマーケティングの取り組みをしている
- TVからデジタルにシフトしている8:2→6:4へ
- 前提:スマホ市場は強いプレイヤーが多く、差別化も難しい。サムスンにとっては結構チャレンジングな市場
・今回の事例:Instagramモード×GalaxyS10
- カメラを起動して撮ればそのままInstagramに投稿できるよという機能
・広告でInstagramを利用する理由
- 理由①サムスンのターゲット層(18-34歳)とInstagramのメインユーザー層がかぶっている
- 理由②機能を瞬間的に訴求できるビジュアル
・どうやってInstagramを使う?
- 新商品のローンチ(ブランドエクイティ/リーチカバレッジ/ブランドリフトなど)
- 定常的なリーチ(獲得目的)
└目的に応じて異なるKPI,買い方を設定
└複合的アプローチでブランディング
→最終的に安価なCPA達成
▼終わりに
後編では広告運用担当者が一番気になるであろう、クリエイティブのTipsをお届けします。
更新:10/30(火)を予定