お友達とLINEのやりとりをしていて、前にこんな手記を書いたナ・・・と思って読み返してみると、なんともう10年も前のものでした。当時息子はまだ8才。親子の奮闘ぶりが伝わってきます。 ーーーーーーーーーーー これから子育てをされる方へのメッセージとして、私が息子の子育てにおいて辛かったことと嬉しかったことをエピソードも交えて述べたいと思います。 まず、辛かった経験としては「他人の理解が得られ辛いこと」です。障害のある我が子を育てていくのに常に試行錯誤しているところへ、周囲
この春、息子は特別支援学校高等部を卒業し、4月から福祉事業所に通う生活が始まりました。学校生活が終わり、働き始める。というのは、とても大きな環境変化です。生活パターンも、通うルートも、服装も、日々関わる人も、緊張感も、すべてがガラリと変わります。私自身も会社生活になじむまで大変だった20年前のことを思い出します。息子には自閉症・知的障害があり、ことさら環境変化が大きく影響することがあります。 それで私はこの時期「介護休業」という形で会社をしばらくお休みして、息子のサポートに
前回の記事にも書きましたが、私の本業は会社員です。 そして、障害のある息子を育てています。 そして、NPO法人を運営(しかも理事長&事務局の両方)をしています。 ・・・そんな自己紹介をすると、こんな反応をいただくことがあります。 「どうしてそんなことができるの?」 「タフですねぇ…💦」 「太田さんには、時間が48時間あるんじゃないか?って思うよ」 うーん。 自分では「やむにやまれずやってきた」という感覚が強いのですが、客観的に見るなら、それはこういう理由なんじゃないかな?
会社員生活の傍ら、NPO法人くるみー来未(以下くるみ)を立ち上げ、運営し始めて丸5年が経ちました。くるみが目指しているのは「インクルーシヴな社会づくり」です。なぜならそれは、今よりもっと豊かな社会になると思うからです。 ■インクルーシヴな社会って、どんな社会?聞きなれない方もいらっしゃるかと思いますし、人によって定義は異なると思いますが、わたしが考える「インクルーシヴな社会」とは、「年齢、性別、障害、国籍などの垣根のない社会」です。下の絵をご覧になってみてください。 ①