見出し画像

97番目の女

案外元彼との話が好評なので、たまに恋バナも挟んでいこうと思う。

今日の記事は私が16歳の時に付き合っためちゃめちゃいい男の話。

16歳の頃、何かと遊び歩いていた。

その遊び歩いていた先に行き着いたのがその後付き合うことになる元彼の家だった。

たまたま知り合ったんだけど、ふと話した時に
『誕生日いつなの?』なんてたわいもない話をしていた。
『いつだと思う?』なんて、質問に質問で返すよくありがちな会話を繰り広げていた。

確か3月までは教えてくれていた。

私も3月なので、自分の日にちを言ってみた。

すると彼から思いもよらぬ返答が。
『何でわかったの?』

『えっ?私の誕生日の日にちを言ってみただけなんだけど…』


まさかの同じ誕生日だった。

渾身的に尽くしてくれる彼は優しすぎるサプライズ好きなめちゃめちゃ良い男でした。

その当時彼は18歳。

定時制に通い直すキッカケをくれたのも彼のおかげ。

別れてからも腐れ縁てやつで結構連絡取り合っていた。

しばらくはよりを戻してほしいとすごく言われてたな。

別れた後もずっと優しかった彼。

そんな彼との縁も等々切れる日が。

ある日の電話口でこんなぶっちゃけ話をされた。

『俺、お前と付き合う前結構遊んでたんさ。それで100人斬り目指してて97番目の女だったんだ。』


(えっ🤯)

私の中ではとてつもなく優しくて純粋だった元彼。

(えっ。きゅ、、きゅうじゅうななばんめ⁈)


おいおい。一体いくつだと思ってる。

彼が何故こんなぶっちゃけ話をして来たかはとある執着女が絡んでくるんだ。

彼の18歳の時には私は97番目の女だと⁈


それならこの別れた間にとっくに100人は超えてるだろう…

ある日当時流行っていたブログに見知らぬ女から執着されたメールをもらったことあった。

どうやら元彼の事が大好きで、私の存在を知ってから目障りだったらしい。
そうこうして、私の情報を調べ上げてブログまで辿り着いた。

私はもう別れていたし関係なかったんだけどね。

何かね、会いませんか?って言われてその子に会ったこともあったな。

『いいですよー!ウェルカムウェルカムー!』

別に付き合ってもないし、その子も元彼と体の関係はあった物の付き合うまではできなかったみたい。

女の嫉妬と、妬みは怖い物。

その女の子が私に言ったんだ。
『97番目らしい』と。

血の気引いてしまって元彼に確認したって話。

ちなみにその執着女が記念すべき100人目の女なのかはわからない。

そして、その執着女と仲良くなって今でも連絡先は知ってる。

そろそろ地元へ帰省する時期だ。

久しぶりにその子に連絡取ろうかな。


そしてそして更に、母親がその素直で優しい元彼の事が大好きだったんだ。

つい数ヶ月前何かの拍子でその元彼のLINEが母親のところに追加されたらしいんだ。

母『KちゃんのLINE追加されたよ。まだ番号変わってないみたい』


私『えぇーーーーwww』


母『Kちゃんに連絡してみたよ』

私『えぇぇぇえぇーーーーw』


確か結婚はしてないけど長いこと同棲してる彼女がいるってその執着女(現在ともだち)が言っていた。


その情報は間違っていなかった。

母『仕事は〇〇で今〇〇にいるんだって』


嬉しさのあまり私に色々報告してくる母。


母『同棲してる彼女がいるみたい。そろそろ結婚も考えてるみたい。〇〇〇(私の名前)さんは元気ですか?って聞かれたから東京で頑張ってるって答えたよ』

唯一、今まで付き合った中で母が認めた男がその元彼だった。
そのKちゃん以外、母は本心では認めたことなかった。
16歳でめちゃめちゃできた男と付き合ってしまったせいかその後に付き合う人がすべてダメ男に見えてしまったに違いない。

ありがとう。

母はあなたと連絡取れただけで絶対嬉しいはずだ。

ー完ー

いいなと思ったら応援しよう!