タイ古式マッサージを習ったきっかけ ③
当時の個人スクールの先生は日本のタイ古式マッサージ協会認定の講師さんでした。
『人が持っている自然治癒力も高め…』
『生命プラーナという体を流れるエネルギーラインを流し…』
とか、頭の中ハテナが飛ぶような話ばかりなのに
心がワクワクしたんですよね。
(なにそれ?楽しそう)
思えば、昔からアジアン雑貨とか好きでココナッツ系の芳香剤とかその頃本当に落ち着く香りだった。
ガネーシャ神とかシブァ神とかインドの神様とか何故か好き。
だけど宗教とか信仰とか特に無くて、ただただ
(なんか心惹かれる)
体の凝りをほぐすという事よりも、根本的な改善。
心と体のつながり。
その頃は心のときめきで動くけど、なんで心がときめくのか分からず動いた結果色々な事が繋がる事がある。
今思えば、直感的に体をほくずには心をまずほぐす事、リラックスした状態にさせること。
自律神経(交感神経、副交感神経)というのもその時説明されて。人が休めるためには副交感神経が優位になる必要があるなど。
自分自身の状況と置き換えて、
(睡眠薬、安定剤のいらない体になるのではないか?睡眠が浅くて困ってる人の手助けになるのでないか)
タイ古式マッサージを始めたキッカケってそこだったんですよね。
それは今でも変わらなくて、いかにリラックスしてもらうか。
いかに痛みを与えず施術できるか。
カウンセラーさんとコラボしたいなって思ったりもした。
精神的なストレスを抱えてる方って体がカチカチなんですよね。
力が抜けないんだと思う。
自分がカウンセラーになって、両方やればいい!
と思い立って24〜25歳くらいの時に通信講座のカウンセラー講座申し込んだ時もあった。
値段は5万〜10万の間だったかな。
申し込んで届いた教材で勉強したけど、やっていくうちに
(こんなもんで心理カウンセラーって名乗れてしまうのか)って違和感があって習得する事をやめた。
(無駄金。せめて修了証だけでも貰っていてもよかったかな?)
肩書きが欲しいわけでは無く、勉強がしたかった。
その時はね。
違和感感じると動けなくなるし、頭ではやらなきゃと心ではなんか違う。
がチグハグになるから、そんな時はやっぱり心を優先させる。
だからあまり後悔しない。
自分の心に従わないと多分後悔するんだろうけど、基本心に従うからあとあと何かあっても
『その時無理だと思ったんだから無理』
って思える。
タイへの初めての旅も
(一人ではじめての海外で怖いから行かない)
(タイに行けないならタイ古式マッサージを辞める)
って選択肢を自分に選ばせた。
なぜそんな究極論になったかというと
タイ古式マッサージやってるとお客さんに聞かれる事が多かったから。「タイに行って学んだの?俺は現地でたくさん受けてるからね」ってね。
「タイに行って学びました!」って言いたかった。
それで少しは一人前になれるかなって思った。
なので、自分の中では
タイに行かないのならこれからも悔しい思いしながらこの仕事を続ける事になる。
そんなジレンマ抱えて仕事するくらいなら辞めるかタイに行って勉強し直してきなさい。
心がモヤモヤした状態で仕事するのは嫌だった。
だけど、そんな究極な選択肢で天秤にかけた瞬間迷わずタイ行きを選んだ。
(辞めるなんてありえない。)
辞めるかタイ行くか。
一つの選択を選べたことで道が開けた。
それからはもう認定講師になりたくて色々ネットで調べる日々。
自分が怖気付いてタイ行きを辞めないように周囲に『タイへ行く!』って言いまくった。
宣言することにより後に引けない状況を作った。
あとはもう必死。
怖さを通り越してワクワクに変えた。
タイにいるイメージ沢山した。
イメージって大切ですよね。
そのままイメージ通り、はじめての一人旅は大成功だった。