舌痛症と低位舌
前回のnoteで、舌痛症の専門医が「舌痛症は一般的に慢性疼痛の一種と考えられていて原因不明」と主張している一方で、慢性疼痛に詳しい医師からの「慢性疼痛には必ず原因疾患があり、原因疾患を突き止めなければ疼痛が根本的に治癒することはない」という情報発信を比較した。
私は医者では無いので確実なことは言えないが、両者の書いた本を読んで、慢性疼痛には必ず原因疾患が存在する、という主張の方が説得力があると感じた。舌痛症の原因疾患になりそうなものは大体検討がついている。
粘膜が荒れるタイプの口内炎(カタル性口内炎)
口腔カンジダ症
口腔カンジダ症はもう治したので、私の舌痛症は粘膜が荒れるタイプの口内炎と結論が出た。後は、舌が口内炎を起こしているということを意識して、舌が刺激を受けないよう注意して生活していけばいい。
痛み・シビレ・変な味という感覚は、舌が刺激を受けているという体からの重要なサインだ。これを見逃してはならない。
私はこれまで、舌を正しいポジションに置くことが舌痛症にいいと思っていたが、改めて口内炎と考えてみると、良くないんじゃないかと思えてきた。私は、舌を上あごにつけた時にこれらの感覚を強く感じる。皮膚でも口内炎でも、痛いと感じることをたくさんやれば悪化するよね。
ということで、これから1ヶ月くらい、なるべく舌を上あごから離して生活してみることにした。つまり、意識して低位舌を保っていくことにした。
現時点で1週間程度、なるべく低位舌で生活している。良い点としては、少しヒリヒリする程度で、舌から感じる刺激はほぼなくなる。舌痛症が治るってこういう感覚なんだと、定位舌の時はイメージすることができる。刺激を減らすことで粘膜の損傷が少なくなるようで、夜寝る前に舌を上あごにつけたときに、あれ、こんなに楽だった?と感じる。
悪い点としては、舌が空気椅子しているみたいでちょっと疲れる。あと、口が乾きやすく感じる。ただ、こまめに水分を摂り、口をきちんと閉じて、適宜、舌の痛くないところを上あごにつければまた口が潤ってくる。
今のところ、低位舌にしておけば楽になり改善も感じる。長期戦となる舌痛症対策として、0円でできるのも嬉しいところだ。