
『君に届け』を見て...
『君に届け』がドラマ化された。
高校生を見ると、たまに過去の記憶が思い出される。私の黒歴史である、高校生時代の記憶。
あの記憶を乗り越えた暁に、こうして高校生ドラマを見れるようになったと思っている。
(前までは高校生ドラマ観れなかった)
私の高校生時代(青春)って甘酸っぱくない。
苦くて苦汁の味。私は、ひたすら卒業を待ち望み、「ぼっち」を耐え続けた高校生だった。
クラス替えがない、という恐ろしい学校でひたすら「ぼっち」に耐えた2年間は、私の心に深い傷を植え付けた。いじめはなかったが、存在が周りから認知されず空気のようだった。私は他者からどう見られているのか、他者からの視線が怖かった。学校って怖い場所だ。学生たちは、閉鎖的で狭い世界を生きている。クラスには、グループがあり、カーストがあり、所属場所を失うと「ぼっち(孤独)」になる。
ぼっちの子は、少し変わった子が多かった。
「ぼっち」という環境がその子をそうさせたのだと思う。爽子は、黒髪ストレートで少し猫背なので「貞子」というあだ名で皆んなから呼ばれている。「貞子」でいいのか?という質問に、皆んなから呼ばれて嬉しい、と前向きに捉えている。この心理は、周りから認知されて嬉しい、とも捉えられる。ぼっちは、「私はぼっちだ」という認識が自分の中にもある。誰とも話さないうちに、下を向いて猫背になって暗い性格になっていくと考えられる。脳に悪影響を及ぼすので、ぼっちは百害あって一利なし。精神が脆弱で多感な時期に「ぼっち」を乗り越えた私、お疲れ様でした。
爽子は、風早と友達二人がいる。ちゃんと爽子の優しい性格を知って、好感を持ってくれる人間がいるので、大丈夫。私は大学時代、友人に恵まれ楽しい学生生活を謳歌できたので良かった👍学生時代、楽しい時もあれば辛い時もあって、人の痛みがわかる優しい人間になれたということにしとく。めでたしめでたし💮