第二章 02 他の情報参考を経て
2007年の能登半島地震以降、その後も東京で新たに微動や家鳴りを捕捉し始めた記録がある。この当時はすでに地震の予知を目指すとする他の人々が情報発信、こうした情報を受容しながら発信を試みていた。それらを参考にすることで精度が高まるだろうと考えていた。
まだこうした情報を根本否定するほどの根拠も理由もなく、それぞれの発信者において何かこれは、と確信をもって観察しているのだろう、との思いもあった。
ただ、次第に微動に関するさまざまな特質が明らかになるにつれて、微動のみの知見の累積か