母乳を飲まない
お子さまが、母乳を中々飲んでくれず、お困りのことはありませんか?
また、ほかの母乳についてのことで、お悩みはありませんか?
うちの子は、低出生体重児だったこともあり、生まれてすぐICUのある総合病院に搬送され、入院生活になりました。
生まれてから一瞬だけ顔を見た後は、わたしと離れて10日間過ごしました。
このことについては、今でも後悔があります。
39周3日、出産前最後の診察の日、いつものように何事もなく待合室で待って、自分の番になり診察室に入りました。
そこでも、いつもと同じように体重や血圧を測り、先生の診察を受け…という流れまでは、本当にいつもと全く同じでした。
その後、ベッドに横になり、赤ちゃんの心拍を図る機械をお腹に付けているとき、事は急変しました!
お腹が張ったときや、赤ちゃんの心拍数が下がったときにアラーム音が鳴るのですが、その検査のとき何度も何度も看護師さんや助産師さんが来て、最後は先生が慌てて来られました。
今でもはっきりと思い出せるくらい、その時の一部始終が頭の中に記憶されています。
わたしは、度々なるアラーム音だけでもドキドキしていました。
そして、やや慌てるスタッフや先生の様子を見て、益々ドキドキでした。
先生のご判断で、赤ちゃんの心拍数がかなり下がっているから、(臍の緒が赤ちゃんの首に巻きついていることなどもあるそうで、娘もそうでした。臍の緒が2周クビに巻きついていたそうです。)今すぐ帝王切開手術をしましょう!ということになり、車椅子に乗せられ、二階の手術室で緊急帝王切開手術となりました。
そのとき先生から、お腹の赤ちゃんは元々小さめだから、何かあったらいけないからと、近くにある医療設備の整った「総合病院で産みますか?それともこちらで産みますか?」というような内容の話がありました。
わたしは、今までずーっと診察を受けてきて、看護師さんや助産師さん、信頼していた先生のところで産みたいと思い、「こちらで産みたいです!」と言いました。
でもその結果、生まれた赤ちゃんは、今までの診察でわかっていた体重よりも小さく、胎児ジストレスといって、赤ちゃんの心拍数が弱い、不安定のような状態だったことにより、生まれてすぐに担当の助産師さんと一緒に救急車で総合病院に運ばれました。
その後の話については、また別の機会にお伝えできたらと思います。
自分のその時の選択が違っていたら、生まれてすぐに離れなくてよかったと思います。
いくら後悔しても時間は戻りません。
わたしの後悔が、今後のどなたかの参考になればと切に思います。
【考えられる理由】
・出産後すぐの入院生活で、生まれてすぐから哺乳瓶生活になったため。
・最初に飲んだ哺乳瓶が合っていた。
・母乳を直接飲むことができたのは、出産後3日目からで、見学の間の短い時間だけだったため。
《対処法》
・母乳を直接飲む練習をしつつ、搾乳器で取った母乳を娘の好みの哺乳瓶に入れて飲ませる。
・直接母乳を飲ませる事にこだわり過ぎない。(娘の体重が中々増えなかったので、粉ミルクも使い、確実に飲ませることが優先でした。)
・産婦人科の母乳外来などに行き相談する。
・寝起きにすぐ飲ませる。(寝ぼけた状態の方が、いつもよりよく母乳を飲んでくれていたように感じます。)
・色々なタイプの哺乳瓶を試す。
・入院先で使っていた哺乳瓶は、一般に販売されていない小さなタイプで、乳首の部分も特殊な形をしていました。
その哺乳瓶だと一番飲みやすい様子があったのでご相談したところ、産婦人科の方のご好意で、その哺乳瓶を頂けることになりました。
退院後しばらくはその哺乳瓶を使っていました。
このことに関しては、わたしも大きな後悔があります。
自分の勉強不足だったと、反省しています。
中々最初からは考えたくないことでもありますが、出産までどんなことがあるかわからないのも事実です。
わたしのような方がひとりでも少なくなるように、出産前の準備として、正しい情報をしっかりと確認しておくといいと思います。
何でも遠慮せず、産婦人科の先生や助産師さんなどにも、気になること発達聞くようにすると、お母さん自身も安心されるのではないでしょうか。
💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ 10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。
オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。
私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。
そこから拾い上げてきた対処法です。
全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。
全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。
娘の感覚過敏のことを勉強していく中で、『皮膚のセンサー』についてとても興味が湧きました。
現在は、バリニーズマッサージのセラピストとしても活動しています。
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