引っ掻く
お子さまが、突然引っ掻いたり、叩いたりしてお困りのことはありませんか?
うちの子は今でもよく、引っ掻くや叩くなどの行為があります。
【考えられる理由】
・思うように言葉で表現できないとき。
・注意を引きたいとき。
・その場が苦手なとき。
・早く帰りたいとき。
自宅や、家族だけで過ごすときは、『引っ掻く』行為はほとんどないのですが、たまに会う親戚や、少しだけ知っている間柄の人と接するとき、特に引っ掻くことや叩くことが多くなります。
相手が全く知らない相手や、すごく慣れている関係だと大丈夫なのですが、意識する関係だと、本人も多少パニック気味になり、そのような行為をするようです。
例えるなら、デパートなどや外食時、全く知らない大勢の人の中に入るのは平気で、親戚や知ってる間柄の人になった途端に意識してしまうのです。
あとは完全に注意を引きたいときや、本人なりの訴えである場合もあります。
《対処法》
・引っ掻くときの様子をよく観察する。
・本人の代わりに言葉を代弁してあげる。
・その場の状況など、本人に細かく丁寧に説明して、安心できるようにする。
・手や肩など、体の一部に触ってあげる。
(手を繋いでいたり、肩を触っていると、落ち着いていることが多い)
・こまめに爪のケアをする。
(爪切り、爪研ぎ)
💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ 10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。
オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。
私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。
そこから拾い上げてきた対処法です。
全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。
全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。
娘の感覚過敏のことを勉強していく中で、『皮膚のセンサー』についてとても興味が湧きました。
現在は、バリニーズマッサージのセラピストとしても活動しています。