トイレが変わるとできなくなる
お子様が、ご自宅のトイレ以外だと用を足せないことはありませんか?
うちの子の場合、自宅トイレで一人で用を足せるようになったのは小学3年生になる少し前でした。
そこからまた、自宅以外のトイレを使用できるようになるまでにはそれぞれ時間がかかりました。
その中でも、コンビニのトイレでは割と早くできるようになりました。
デパートなどのトイレに比べると、家に近い感じの空間だったからかもしれません。
デパートではトイレも沢山あり、他の人の声が常にしていて、落ち着かなかったようです。
現在は、わりとどのトイレでもできるようになりました。
【考えられる理由】
・和式トイレや、外出先の慣れないトイレになると、用を足せなくなることがある。
・そのトイレの環境が関係している。(広くて何個もあるデパートのトイレなど)
・トイレの明るさ、臭い、雰囲気などが気になるとき。
《対処法》
・日頃から、外出先のトイレを使う練習をする。
・小さなトイレから慣れさせ、大きなトイレでも練習する。
初めから成功しなくても、とにかく家以外のトイレに慣れることを目的に、無理せず少しずつ練習する。
用を足せなくても、「トイレに入れたら○」、「便座に座れたら○」、「手が洗えたら○」というように、本当に少しずつ少しずつを心掛ける。
放課後などの預け先では、やはりトイレや人が変わるとできなくなることがありました。
預けている間中排尿を我慢して、膀胱炎になることもありました。
家以外でも安心して過ごせるよう、一時的にオムツを使用しました。
娘が排泄を我慢するのはとても心配で、色々対策も考え、関わってくださる方達とも話し合いました。
その中で、うちの娘が預け先でも排泄ができるようになったきっかけは、一度そのトイレにわたしと一緒に行くことでした。
放課後デイサービスや、日中一時支援などを利用する日にわたしも一緒に行き、排泄をしました。一度できた!という経験があると、次回からわたし以外の支援者の方とも行けるようになり、排泄もできるようになりました。
最初の頃は、支援してくださる方で、出たり出なかったりもありましたが、今では誰とでもだいたい大丈夫になっています。
排泄訓練は時間もかかるし、親御さんの忍耐も必要になってくると感じています。
親御さんが疲れない程度に、少しずつ少しずつ進めていくことをオススメします。
💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ 10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。
オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。
私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。
そこから拾い上げてきた対処法です。
全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。
全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。