教育改革で変わる3つのポイント 紹介 来馬哲二

教育改革で変わる3つのポイント 紹介 来馬哲二
教育改革で変わるものは大きく3つに分かれます。それは「学校教育改革」と「英語改革」そして「大学入試改革」です。次にそれぞれの改革をまとめたのでご覧ください。

学校教育の変化
変化の激しい時代を生きるこれからの子供たちのために行われる教育改革。学校教育の場ではどのような変化が起こるのでしょうか?
まずは前提として「資質や能力など、どのような力を身につけるのか」そして「何ができるようになるのか」。この2点に踏み込んで教育の現場が変わっていきます。

これまでの教育では、知識や技能が評価の対象となっていましたが、これからは学んだことを自分で「考え」、「表現し」、「判断していくこと」が求められてきます。具体的には一方通行だった授業が、グループワークや調査学習などを通して、生徒自身が主体的に参加する授業や学習へと変わっていくのです。

英語教育の変化
社会のグローバル化に合わせて、日本の教育現場でも英語力の改革が進みます。英語教育で変わってくるのは次の4つです。

小学3・4年生で外国語活動が導入される
小学5・6年生で英語が教科として開始
中学・高校の英語の授業が基本的に英語で行われること
大学入学共通テストで4技能評価、資格・検定試験が活用される
④の4技能は「聞く、話す、読む、書く」の能力を指しています。またケンブリッジ英語検定やTOEFLなど、高校3年生の4〜12月で受験した2回までの結果が、大学入学共通テストとして利用されます。

大学入試の変化
グローバル化が進む社会では産業構造や就業構造も転換期を迎えます。また人口減少傾向にある日本で、生産年齢人口が減ってきているため、生産性のある人材を生み出すことが求められています。

大学では自ら課題を発見し周囲と協力して解決する力が養える教育が行われます。まずセンター試験が「大学入学共通テスト」に変わります。英語と数学で記述式問題が導入され、英語は4技能や資格・検定試験が活用されます。英語ではこれまで「聞く」「読む」の2つの技能が評価されてきましたが、今後は「話す」「書く」も加えた4技能の評価となってくるのです。

これにより単なる知識だけでなく自分で考えて答えを導き出す思考力などを測ります。また個別大学試験で開く大学の必要性に応じて小論分野面接などが課されるほか、学校推薦型選抜や総合型選抜でも学力評価が重視されるようになっていきます。

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