身近な生活の中で考えられる変化とは 来馬哲二
身近な生活の中で考えられる変化とは 来馬哲二
行政や企業ではシステムや印刷物の変更の対応に追われることが懸念されています。
運転免許証については、警視庁が2018年8月2日に有効期限の表記を西暦にすることを決めました。官公庁では改元時の混乱を防ぐために、システム上の日付を西暦に統一する方向で討議が進められています。ただし、税や社会保障に関わる行政システムの一部はシステムの変更が間に合わず、改元後も平成を継続使用することが検討されています。
このほかにも、たとえば手帳やカレンダーでは新たな祝日は設けられるのか、期間が短いことから発行量が少なくなるはずの“平成31年硬貨”を手に入れるにはどうすればいいのか…改元に関する話題は尽きません。
また天皇即位の2019年5月1日は祝日にすることも検討されています。もしそうなると祝日法で祝日と祝日の間の日(4月30日と5月2日)は休日になることが定められており、4月27日(土)から5月6日(月)まで10連休になる可能性もあるので、経済効果も期待されます。
2019年に新しい元号となり、その翌年2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。これから数年間のうちに、日本の歴史に新たな1ページが刻まれるような、大きな出来事が予定されており、日本経済がどのように変わっていくか楽しみにしていきたいですね。
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