地味だけど介助の味方 スポークカバー
車椅子ユーザーの中には、手が外側に落ちてしまう方がいます。例えば、手が麻痺している方や、不随意運動がありコントロールが難しい方。中には、手でバンバンと車椅子の横を叩いてしまう方もいます。
車輪が回転している時に、手が触れてしまうと怪我をする恐れがあります。特に、車輪から真ん中の軸に向かって張ってあるスポーク’(ワイヤー)に指が巻き込まれると大けがに繋がります。
そのような事故を防ぐために、必要な障害者に対してはスポークカバーが公費でつけられます。スポークカバーと言っても車椅子用は、いわゆる自転車用とは少し形状が違っています。
自転車用は、スポーク(車輪についているワイヤー)1本1本に対してストローのような細長いものでカバーします。しかし、車椅子は、スポークが見えないように車輪の側面に樹脂のカバーを付けます。これを付けると、手指がスポークに触れることがないため、走行中に巻き込まれて怪我することを予防できます。
しかし、残念なことに介護保険では、スポークカバー付きの車椅子レンタルはほとんどありません。そのため、片麻痺の方などは本人や家族、支援者が気を付けて車椅子を操作しなければなりません。車椅子を動かす前に、必ず腕が内側にあることを確認します。
それでもスポークカバーが必要な方は、スポークカバーだけ自費で購入して、レンタル品の車椅子に取り付けて使用されている方もいます。
スポークカバーは、かわいい絵柄付きの物もあるので、おしゃれで付けているように見えますが、実は手指を守るという重要な役目があるのです。介護保険でも、片麻痺の方などには普通にスポークカバー付きの車椅子が選べるといいですね。
最新情報
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下はスポークカバーのホームページ
https://www.yamaha-motor.co.jp/wheelchair/accessories/spokecover/